アクセンチュアの志望動機というのは、例年それほど分量が多くありません。
そもそも、コンサルタント職には、志望動機はそれほど必要ないとさえ言われています。
なぜなら、それほどまでに何を書くべきか答えはもう決まっているからです。
逆に言えば、コンサルタントとして向いていると判断される志望動機を書かなければ確実に落とされるということです。
というわけで、今回は、アクセンチュアのES選考で落とされないESおよび志望動機の書き方についてお伝えします。
過去のアクセンチュア内定者がESに何を書いていきたのかという実際のES資料を参考にして、どんなことが書かれているESが内定者の傾向として多いのかについても触れているので、是非確認してもらえればと思います。
- アクセンチュアの志望動機はどうやって作っていけばいいのか?
- 90人分のアクセンチュアESを確認してわかった「ESに書くべきこと」
- ESに盛り込むべきエピソードの軸「PDCAサイクルを回してきた経験」
- まとめ
ここにある手順通りに、志望動機の執筆につていも実践してもらえれば、「アクセンチュアの志望動機に何を書けばいいのか?」という疑問はきっと無くなっているはずです。
これを実践して、まだ志望動機に何を書いていけばいいのかわからないなどと言っているようであれば、恐らくそんな人はもう何を見たって書けません。
それくらい自信をもってお伝えします。
アクセンチュアの志望動機はどうやって作っていけばいいのか?
早速やり方について説明します。
まずは、アクセンチュアの過去の内定者のESを調べるための情報源を確保する必要があります。
これは、僕がアクセンチュアのESを作成する際にも、当然やっています。
この作業をやっておかなければ、あまりに素っ頓狂なES・志望動機を書いてしまう可能性もなきにしもあらずですので、必ず仕入れましょう。
その最高峰の情報源の宝庫がここ「ユニスタイル」にあります。
「どうしてユニスタイルなの?」というと、理由は単純に内定者のエントリーシートのストック数が、他のどんな中途半端なサイトよりも圧倒的に多いからです。
このサイト以外で探してみてください。
恐らく、アクセンチュアのエントリーシートは見つかるとは思いますが、あったとしても5、6人分くらいのESが、ペペっと掲載されているサイトばかりでしょう。
10人分も掲載されていれば多い方ではないでしょうか。
ですが、ユニスタイルの場合は、ざっと90人分のアクセンチュアのESが保有されています。
それも内定者のESが大半です。
参照: ユニスタイル
ここにあるESはユニスタイルに会員登録しておけば、今すぐ無期限で見れるようになります。
最新のESは日に日に更新されているので、これからまだまだ増えてくると思います。
最新の内定者のESも山のように載っています。
きっと感動します。
参照:ユニスタイル
上の写真だけみると「ビジコンは男ばっかりだな〜」と思うかもしれませんが、女性の方もいますのでご安心を。
現に、18卒の内定者の400人近くのライングループの中の半分は女性です。(ほんとに美人な方ばかりです)
あと、ソリューションエンジニア職の内定者のESもビジコンと同じくらいの分量がストックされていますのでご安心ください。
というわけで、ここからの内容についてはユニスタイルに登録出来ていることを前提に話を進めていきます。
90人分のアクセンチュアESを確認してわかった「ESに書くべきこと」
まず大前提として、ES内の志望動機に書くべきことは、
「あなたがアクセンチュアのコンサルタントとして向いている素質があることを示せる内容」
になります。
つまり、コンサルタントに向いているな!という素質を志望動機から、自然とアピールできればいいわけです。
で、そのお手本を90人の方が既にユニスタイル内では見せてくれています。
それらのESを1つ1つ確認したうえでの、アクセンチュアの内定者が盛り込んでいた要素として最も多かったものを、以下の5つの要素にまで絞りましたので紹介していきます。
アクセンチュア内定者のESの共通点①「成長したい」
これは、ほとんどの内定者の志望動機に共通しています。
気持ち悪いぐらいに、アクセンチュア内定者のESには「俺はここで何としてでも成長するんだ」というメッセージが込められています。
現に、僕もこの”成長”というキーワードを軸にして、ES内では志望動機を含めて3つの質問には回答しています。
他の内定者のESから見た「成長したい」という観点の盛り込み方としては、以下で説明する4つの要素とも絡めて述べられていました。
アクセンチュア内定者のESの共通点②「社会への価値提供をしたい」
アルバイト、学生団体の運営、大学の教育システムを身をもって経験することから、大学生活を通じて素直な疑問と問題意識を抱き、それらを解決したいという思いが湧き、将来はコンサルタントとして世の中を変えたいというパターンです。
社会への価値提供と志望動機を繋げることが出来れば、かなり説得力のあるものとなります。
なぜなら、こういった社会への価値提供というのは、僕のような人間は真剣に語れないからです。
僕側の人に多いのは、どちらかというとアクセンチュアを踏み台として、とにかく成長生するんだ、そのための手段としてアクセンチュアで結果を残すんだ、という考え方です。
一方、その対極にあるのが、社会への価値提供をしたいという側の人たちで、この人たちはアクセンチュアという環境が、手段ではなくて目的になっています。
目的になると何が強いかというと、アクセンチュアに入社して活躍し続けることが、その人の生きがいであり、生き様であることと直結するからです。
つまり、その人の生きざまが志望動機と重なっている人というのは、アクセンチュアに入社してくれさえすれば、その人生の目標を叶えるために、必ず頑張ってくれるという保証付きであることを示していることからも、この志望動機は強力といえるのです。
アクセンチュア内定者のESの共通点③「リーダーシップを持ち活躍したい」
学生団体の代表。サークルの立ち上げ。起業経験などといった過去の成功経験から、今後もリーダーシップを持った動き方をしたいという流れで、そのまま志望動機につなげるパターンです。
これもコンサルタントという仕事で活躍することが、これまでの学生生活で得てきたリーダーとして活躍する経験と、重なっていることからも、コンサルタントとして努力することを保証する志望動機と自然となります。
また、コンサルタントとしてリーダーシップを持つまでには、最初はアナリストから始まるキャリアパスを見ても、コンサルタントになるまでの2~3年間という期間は、耐え忍んでくれるだろうなという安心感を、採用する側にも与えることにも繋がります。
ですので、リーダーシップの経験を早くしたい!という野望を持った学生であることをアピールすることも、志望動機として非常に有効であるということです。
アクセンチュア内定者のESの共通点④「考えることがとにかく好き」
ビジコンを志望する理由で特に多かったのがこれです。女性の内定者では何人もの方が同じようなことを書いている印象でした。
目標を達成することに徹底して、こだわってきた。なおかつ、その目標自体にやりがいを感じられることであればあるほどなお喜びを感じる。だからこそ仕事をするにあたっても、やりがいのあることをやりたい。だから私はアクセンチュアで難しい壁にぶつかっても、考えることを徹底して突きつめることになる、コンサルタントという仕事を志望します、というパターンです。
これについては、ゼミの研究テーマに取り組んだ経験や、アルバイト経験を徹底的にこだわってやってきた経験などでは、たいていこういった志望動機が繋げられています。
例えば、学習塾のアルバイトであれば、担当している生徒の成績アップだけではなく、その学習塾全体の学習カリキュラムの問題解決にあたり、経営状況をさらによくするためにどうすればいいのかについてまでの課題解決にもあたったという経験などです。
こういった「そこまでやるか!?」と思わせる経験をしたことを語ってこそ「考えることがとにかく好き」の志望理由を語ってもいい条件であることを覚えておいてください。
アクセンチュア内定者のESの共通点⑤「グローバルに活躍したい」
留学の経験。海外インターンの経験をきっかけに、アクセンチュアでの海外案件にも積極的にかかわっていきたいというパターンです。
これについては、僕の場合は英語力に欠如しているのでお手上げですが、海外案件を手掛けたいから→アクセンチュアを志望する、は非常にシンプルですが、強力な志望動機だと思われます。
ただし、グローバルに活躍したいと言い切るなら本気で海外での活躍を検討している意思を示さなければ、その他の志望理由書に書かれているような「留学を中途半端にしてきたからアクセンチュアに行ったるぜー」の層に、下手すれば紛れてしまいます。
なので、少し大げさになるくらいでいいので、グローバルに活躍したいという志望動機を活用する場合は、自身の海外経験が→そのまめアクセンチュアでのプロジェクトにも直接活きてくるんだという話をねじ込むことが重要になります。
実際、グローバルに活躍したいと志望理由に書いているESをみてみると、どれも「ほんとにそんなことできるの?」と思うくらいにスケールのでかいことを堂々と書いていました。
ESに盛り込むべきエピソードの軸「PDCAサイクルを回してきた経験」
ここまで過去のアクセンチュア内定者がESに盛り込んできた5つの要素の他にもうひとつ共通している要素があります。
それが「PDCAサイクルを回してきた経験」です。
これは、どの内定者のESにも必ず 盛り込まれていた要素です。
いうなれば、その志望動機であることの理由付けを「PDCAサイクルを回してきた経験」という学生時代のエピソードを語ることで、その根拠としての役割を果たしているという構成です。
要点だけ簡潔にまとめると、、
【志望動機の”型”】
私は〇〇〇×××という理由でアクセンチュアを志望します。なぜなら、//////PDCAサイクルを回してきた(上記に挙げた5つの要素に基づいた)経験をここに書く///////
と、こういう構成です。
そして、なおかつそのPDCAサイクルを回してきた経験の内容というのは、上記で挙げている5つの要素に基づいたエピソードになっているという具合です。
今回参考にしたESをここでは見せられませんが、以下にあるようにESの原稿90人分の他に、インターンシップ選考からの内定者のES、さらにアクセンチュアのGD・面接体験のレポート記事についても、 ユニスタイルでは閲覧できます。
会員限定の記事なのでモザイクを書けざるを得ませんが、自分の目で必ず確認してきてください。
というのも、志望動機の原稿一つ一つにあるニュアンスであったり、内定者それぞれの文章のテイストであったりの情報までは、実際にエントリーシートを見てもらわないことには伝わらないからです。
そういった文章全体をみないとわからない要素については、自分の目で見て分析していってください。
まとめ
https://unistyleinc.com/users/sign_up?campaign=RrBYK
内定者のESには皆、共通点があります。
浮いてるESなんて一つもありません。
アクセンチュアで活躍したいんだという信念が、どのESをみても伝わってきます。
そのことは、あなたが目を通してもすぐにわかると思います。
ESなんて関係ない。学歴フィルターで全部決まるなどとも言われていますが、アクセンチュアのESに関しては、過去の内定者のESを見た限りでは、必ず見られています。
「君ならコンサルタントにぴったりだよ!」とコンサルタントに一泡吹かせるほどの志望動機を、皆当然のように書いてきます。
書くべきことを書ければ、アクセンチュアのES選考には通過できます。
ささいな経験しかしていない学生でも、グローバルに活動していた学生でも、起業経験がある学生でも、ESに書いていることにある本質となるメッセージは皆同じです。
それをあなたも書けるようにしてください。
やり方は、今回のお伝えした内定者に共通する”要素”に注目しながら、歴代の内定者のESの原本を研究して、そこにある志望動機と遜色ない内容が自分でも書けるようになれば、それだけでも完璧なESは誰でも作れます。
面接で完璧なパファーマンスを発揮することは難しいですが、志望動機であればそれが可能なのです。
今回は、アクセンチュアのES作成手順と、内定者に共通する志望動機について深堀していきましたが、その他のコンサルティングファームについても同様のやり方で書いてもらえれば大丈夫です。
ぶっちゃけ、採用担当者としても何万ものエントリーシートに目を通しているとなると、これまでの内定者のエントリーシートがどんな内容であったのかくらいは感覚で把握しています。
だからこそ、奇をてらったエントリーシートを書くよりも、書くべきことを書いている今までのデータベースで見ても優秀な学生である可能性が高いエントリーシートを書かなければいけないわけです。
奇をてらったESを書かなくても、面接に呼ばれればその人が本当に他の就活生とは一線を画す存在なのであれば、面接の時点で気づいてもらえますので、ESの時点ではまだおとなしくしておくのが賢明でしょう。>>アクセンチュア歴代内定者のES閲覧はこちら
それでは、また。