これまで手に取った書籍の中でコンサル志望者におすすめの本を紹介します。
就活中に読んでください。
というよりも、就活中でもないとこれから紹介する本をあなたが手にしようと思うことはないでしょう。
しかし、こういった書籍を読み込んでいる就活生が少ないからこそ、ライバルがひしめくコンサル志望者の中でも頭1つ抜けた存在になれるのです。
逆に、これら書籍を読み込んでさえいれば、論理的思考力が自然と鍛えられることはもちろん、コンサルの面接においてあなたが話す内容が、一味も二味もコンサルに向いている人間の発言に変化します。
これらメリットを享受するためにも、以下書籍を出来ることなら全て読んだうえで、コンサルの本命企業には臨んでください。
以下書籍が、あなたをコンサル脳に変えてくれるツールとなります。
- イシューからはじめよ
- 企業参謀
- 問題解決プロフェッショナル
- ロジカル・プレゼンテーション
- 一瞬で大切なことを伝える技術
- 地頭力を鍛える
- 世界一やさしい問題解決の授業
- ロジカルシンキング
- 仮説思考
- 考える技術・書く技術
- まとめ
イシューからはじめよ
限られた時間の中で、目の前の課題を解決するためにはどうすればいいのか?
同じような内容が書かれた書籍はこれまで何冊も見てきましたが、その本質が極めてわかりやすく説明された本です。
しかし、読みごたえはあります。
実践経験で直接活きてくるような内容ではありませんが、下手に例ばかり取り上げられたものを読むよりも、まずは問題解決というものの本質を掴むことを、この書籍をきっかけに初めて欲しいと思います。
企業参謀
戦略コンサル志望にとっての必読書です。
戦略コンサルタントを目指すものとして、ここに書かれていることが、あなたが目指すべき者の姿であり、到達点です。
戦略コンサル関係の書籍を100冊読もうとしているのであれば、この書籍を何十回と読み倒すことをおすすめします。
日頃ふとしたことに、これでもかというほど問題解決の意識をもって生きている学生が読んでこそ、度肝抜かれるほどの内容です。衝撃を受けるでしょう。
問題解決プロフェッショナル
コンサル志望者が問題解決にあたる際に、 ゼロベース思考、仮説思考、フレームワーク(MECE, ロジカルツリー)とはいったい何で?どういう使い方をするのかは理解している前提で、コンサルタントも面接をしてきます。
そんな問題解決のアプローチについて、専門用語も多く出てきますが、わかりやすいように筆者の実体験に基づいた3つの事例を交えて説明してくれています。
この書籍から思考のプロセスについて徹底的に学んでもらえればと思います。
ロジカル・プレゼンテーション
いくら論理的思考力が備わっていても、それをアウトプットにも応用する力がなければ意味がありません。
この本では、論理的思考力について「コミュニケーション」の切り口で学ぶことができます。
コミュニケーションの観点から学ぶということは、相手を説得する力が身につくことにも直結します。
コンサルタントとの面接で会話する内容に、論理的思考力を落とし込むための指南書として本書を読むことをおすすめします。
一瞬で大切なことを伝える技術
何かを伝える際には、まず何を伝えるのかをどう考えるのかという技術が必要になります。
本書ではそういったことが、実例と合わせて丁寧に解説されています。
この技術をわかっているひとは無意識で出来ているそうです。
反対に、ここが何もわかっていないひとはコンサルタントからしたら腹立たしい限りの議論をしてしまいかねません。
「考えるための技術、伝えるための技術」について真剣に向き合ってみてください。
著者は、元アクセンチュアの戦略コンサルタントである三谷宏治さんです。
地頭力を鍛える
「フェルミ推定」について概要がすべてここで学ぶことが出来ます。
昨今の外資コンサルのケース面接では、フェルミ推定系のケース問題よりも、ビジネスケース系のケース問題が出題される傾向へと変わってきてはいますが、フェルミを知らないでは済まされません。
フェルミ推定とは何か?なぜ必要なのか?そんな疑問に答えながら、頭の良さとは?地頭とは何か?についてはわかるようになっています。
また演習問題も多数掲載されているため即効性もあります。
世界一やさしい問題解決の授業
一見子供向けのような中学生でもわかる内容ですが、就活生が読んでも役立ちます。
MECEとロジックツリーについて、この本を読んで理解できない人は恐らくいません。
それほどまでに平易な内容、専門用語なども一切出てこずで、まさに「世界一やさしい」と言うに等しいと思いました。
まぁ掲載されている例題が簡単すぎてイライラする人もいると思うのですが、素直な気持ちで読めば「問題解決ってこういうことか」というのがスッと入ってきます。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングについて理解するための究極の指南本です。
内容ははっきりいって難しいです。
MECE、ロジックツリーについては理解していることが前提で書かれてます。
ロジカルシンキングの本質を理解するための、演習問題や例やイラスト(超シンプル)も多数掲載されているので、何度も読み直して理解していってください。
ロジカルシンキングを要する場面は、ビジネスの様な「これやっといてくれる?」といったシチュエーションはもちろん、就活時の面接での「なぜそう思うの?だから、結局何なの?」といった質問に対する、意図を把握する際にも及びます。
最終的には本書で学んだことを実践経験でいかしてこそ、この本を読んだ意味があると思えるような内容です。
仮説思考
仮説思考について理解できれば、コンサル面接時のケーススタディの解法にも自信がつくと思います。
なぜなら、仮説思考こそが最も業務効率を上昇させる手法であり、「まずは仮説を立てる、それに基づいて根拠の肉付けとして、調査と検証を進める」という流れが理想的な仕事術でもあるかことを知れるからです。
ケーススタディとは、限られた時間で、仮説に基づいて、問題解決にあたるという能力を推し量るテストでもあります。
まさに「仮説思考」がいかに出来ているのかの確認作業なのです。
仮説思考ができる人こそが、問題解決のプロフェッショナルなのであり、また新卒コンサルタントに必要とされる素質なのです。
考える技術・書く技術
ここにあることを実行してみるとなると、そう簡単に出来るものではりません。
書いてあることも難しいですし、何言ってるのかちょっとよくわからない本とはまさにこの本のことだと個人的には思います。
しかし、外資コンサルタントにとっての名著の中の名著と言われている書籍なので、いずれ心からおすすめできる本になるのだろうという希望を込めて、一応紹介します。
本書にある「書く技術」を就活中のESに落とし込む必要があるか?と言われれば、答えはノーです。
ここまでの内容を求められるのは、文才業を営む人だけなのでは?と思うほどに難しいです。てか、よくわからないです。専門用語多数。イライラします。
おすすめできる人は、戦略コンサル志望の学生の中でも、凡人の脳みそをはるかに超えている方です。英語版の原書もあるので、そちらを読んでもらえればより理解が深まるのかもしれません。マッキンゼー志望の方は、読みましょう。
まとめ
コンサル志望者に向けて本を紹介させていただきました。
ここにある知識があなたが就活時における、考え方、話し方、の根本的な意識の持ちようを、周りの就活生とは一線を画すモノに変えてくれます。
その変化は、現役コンサルタントには必ずやきづいてもらえますよ。
就活という時期で他にもやることが鬼のようにあるかと思いますが、周りの就活生との差をつけるためにも屈することなくこれら書籍を手に取ってみてください。
それでは、また。