アクセンチュア新卒内定を本気で考える 2024

高学歴に太刀打ちするためにはそれなりに準備が必要です

アクセンチュアの特徴について新卒が最低限知っておくべき11のこと

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今回は、アクセンチュアの内定を狙っている新卒の学生が知っておくべきアクセンチュアの特徴についてまとめました。

 

僕がアクセンチュア内定にたどり着くまでに、改めて知っておくべきだなと思ったポイントに絞って知っておいてもらいたいことをお伝えします。

 

これらから紹介する11のことは、選考過程のコマを進むにつれて、いずれ必要になる情報です。

 

アクセンチュアの選考と直接関係ないように思える情報も中にはあるかもしれませんが、アクセンチュアの面接官は全員、現役のコンサルタントなわけです。

 

つまり、実際の現場環境についてわかっている新卒と、上辺だけの就活知識が豊富な学生の違いなんて、彼らからすれば一発で見抜いてきます。

 

もちろん、それが選考通過の可否を決めるすべての要因になるわけではありませんが、アクセンチュア内定の確率を一%でもあげるためには、やはりここにある情報は知っておくべきものばかりです。

 

では、順番にお伝えしていきます。

 

 

アクセンチュア全社員に共通している価値観「6つのコアバリュー」とは?

 

アクセンチュアには世界各国を束ねている共通の価値観「6つのコアバリュー」というものがあります。

 

こういうものです。

 

スチュワードシップ
次世代のために、より持続性のある強く優れた企業を築き、アクセンチュア・ブランドを守り、利害関係者との約束を果たし、オーナー意識をもって行動し、人材を育成し、地域社会と地球環境の改善を支援する、という私たちの責任を果たす。

ベスト・ピープル
私たちのビジネスにとって最高の人材をひきつけ、育成し、引き留める。社員の意欲を駆り立て、"Can Do"という姿勢を発揮させ、協力的で相互に支え合う環境を作り出す。

クライアントの価値の創造
クライアントがハイパフォーマンス・ビジネスを実現できるようにする。また、クライアントの期待に応え、深く関与し、首尾一貫した価値を提供することで、長期的な関係を築く。

ワン・グローバル・ネットワーク
世界中どのクライアントに対しても最高のサービスを提供するために、国際的な見識、関係、連携、知識を効果的に活用する。

個人の尊重
人々の多様性を認め、一人一人の独自の貢献を尊重しながら、オープンで、信頼しあい、受け入れあう環境を作り上げる。アクセンチュアの価値観を反映したやり方で一人一人に接していく。

インテグリティ
倫理規範に基づいて確固たる態度で、正直に振舞い、信頼を築き上げる。意味することを正確に伝え、言行を一致させ、責任を持って行動する。

引用:アクセンチュアの事業紹介とコアバリュー|アクセンチュア

 

アクセンチュア社員の中でも本当に優秀な人は、このバリュー1つ1つを行動指針にして、日々の仕事に向き合っています。

 

「バリューなんて別に知らなくてもいいよ」というスタンスの社員も中にはいますが、そうでない社員が多数いることも事実です。

 

僕がアクセンチュアの選考過程で出会ったコンサルタントの1人というのは、これらのバリューを本当に大切にされている方でした。

 

そう考えても、バリューの存在を知らない状態でアクセンチュアの選考に突っ込むようなことはやめましょう。

 

これらのバリューの中でも、特に知っておいて欲しいものが1つあって、それが「ワン・グローバル・ネットワーク 」のバリューです。

 

これは、アクセンチュアのクライアントに提供するサービスの価値やクオリティを世界全体で共有して、有効活用していこうという考え方のものです。

 

そして、それを可能にしているのが、アクセンチュアの最大の武器ともいえる「社内SNSなどのコミュニケーションツール」です。

 

このシステムについてだけは、どうしても新卒の学生にも知っておいてほしいので、さらに細かくお伝えしておきます。

 

世界中の社員との連携を可能にする「社内SNS、コミュニケーションツール」

 

この「社内SNSなどのコミュニケーションツール」のおかげで、アクセンチュアが手掛けてきた今までのコンサルティングの事例を世界中の社員同士で共有することが可能になっています。

 

また同時に、前例のないプロジェクトが始まるとなれば、海外のメンバーとともにプロジェクトチームを組んで問題解決にあたることも可能です。

 

現に、そういったプロジェクトがアクセンチュアでは日本の社員を交えていくつも動いています。

 

他のファームにはない最大の特徴「アクセンチュア・イノベーション・アーキテクチャ」とは?

 

昨今のアクセンチュアの最大の特徴といえば、デジタル領域へのいち早い参入です。

 

もはやこれに尽きます。

 

そしてまたら新たな体制の1つとして2017年には、企業が迅速な成長を実現するための「アクセンチュア・イノベーション・アーキテクチャ」という支援体制が誕生しています。

 

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 参照資料:アクセンチュアの謎

 

そして、ここまでの流れを振り返ってみてください。

 

最初にお伝えしたのが、アクセンチュアのバリューの1つが「ワン・グローバル・ネットワーク 」でしたよね。

で、それを実現する具体的な方法として「社内SNSなどのコミュニケーションツール」が活用されていますよ。と。

そしてさらに、そういった社内ネットワークのさらなる拡大事業の一環として、2017年に誕生したのが「アクセンチュア・イノベーション・アーキテクチャ」の支援体制であるわけですよね。

 

という風に、ここまでの流れをみてもらうとわかるように、アクセンチュアがいかにデジタル領域に力を入れていているのかということもわかってもらえたのではないでしょうか。

 

アクセンチュアの業績向上と事業拡大の背景には、こういった流れがあるということを把握しておいてください。

 

「米フォーチュン誌が発表する世界のTOP企業100」のほぼ全てがアクセンチュアの取引先

 

アクセンチュアというのはあなたが思っている以上にとんでもない企業の数々とビジネスをしています。

 

アクセンチュアがこれまで関係を築き上げてきたお客様企業は多岐にわたります。フォーチュングローバル100に選ばれた企業の94社や、フォーチュングローバル500に選ばれた企業の4分の3など、世界的な大手企業に加え、さまざまな規模の政府や組織も私たちのお客様です。

 引用:ACCENTURE WAY | ワークスタイル

 

今後は日本にいながらもますますグローバル案件を担当せざるを得ない状況になってきます。

 

当然、海外研修で他国のメンバーと一緒にトレーニングを受けるといったことも覚悟しておいてください。

 

特に戦略コンサルを考えている人には間違いなく該当します。

 

入社2年目以降は「キャリアズ・マーケットプレイス」を利用して世界中のプレジェクトに応募可能

 

また、他国のメンバーに関わる機会は何も研修の時だけではないです。

 

というのも、入社2年目以降になると自由に配属したいプロジェクトを探すことができるようになるからです。

 

それを叶えてくれるのが「キャリアズ・マーケットプレイス」(いわば社内転職ツール)です。

 

このツールを入社してから活用することを前提に、入社後のキャリアビジョンを描いていれば海外⇄日本および日本国内の部署移動が出来ます。

 

アクセンチュアの考え方の根底にあるのは「自分のキャリアは自分で築く」です。

 

アクセンチュアは入社前の段階で、新卒の配属部署というのは決まってしまいますが、このツールの存在を知っておくことで自由なキャリアが描けるという安心にもなると思われますので、是非覚えておいてください。

 

新卒採用のESでも頻出のテーマ「未来のアクセンチュアに必要なDNA」

 

アクセンチュアのDNAの1つに「チャレンジに手加減しない」というものがあります。

 

これはクライアントからは、例え指示されていない要望さえ叶え、徹底的に問題解決や案件の成功にチャレンジにしようという精神です。

 

その精神を実現可能にする仕組みとして、アクセンチュアには全社員が受講できる「オンライントレーニング※基本的には全て英語」が用意されてきます。

 

ここではアクセンチュアの1つのDNAにしか言及しませんが、エントリーシートでも問われることになるDNAの1つ1つにさえ、企業の研修制度や、仕組みが反映されているということを覚えておきましょう。

 

アクセンチュアの永続的なカルチャー「Think Straight Talk Straight」とは?

 

コンサルタントとして、まず最初に気づかされる独特なカルチャーの1つがこの「シンクストレート・トークストレート」です。

 

コンサルタントというのは、アクセンチュアに限らず、自分の頭で考えて率直に意見を言うということが恐ろしく重視されます。

 

もちろん、そこにチームワークといった特性も必要ですが、何よりもコンサルタントとしての最高のパフォーマンスを発揮するのは、協調性と「シンクストレート・トークストレート」のどちらも備わっている人材です。

 

となると、コンサルタントの採用段階においてもコンサルタントに向いている人間として評価されるためには、こういった人材であることをアピールする必要があることはわかりますよね。

 

アクセンチュアの選考にはそれらどちらのスキルも推し量るためのグループディスカッションと2回以上の面接が設定されています。

 

ここで、我こそはアクセンチュアのコンサルタントとしてぴったりの人間であることは大いにアピールすべきであることを心掛けて選考にも臨んでください。

 

似ているようで大きく異なる「アクセンチュアとIBMの決定的な違い」

 

どうしてアクセンチュアなのか?どうして他のコンサルティングファームではいけないのか?という質問は選考の場でも頻繁に聞かれます。

 

僕も実際に、アクセンチュアの最終面接では一番最初にこの質問をされました。

 

ここで僕の場合は、IBMではなかったのですが、船井総研ではなくアクセンチュアという環境が自分には適している理由を、論理的に語っています。

 

それが評価されて、内定に直結したかどうかはわかりませんが、最終面接の一番最初に聞かれた質問が他ファームではなくて、どうしてうちなの?という質問であったことからも、ここは相当準備している必要があります。

 

で、今回取り上げるのは、アクセンチュアとIBMの違いです。

 

この両者の違いわかりますか?

 

で、もう結論から言ってしまうと、アクセンチュアはIBMのような外注を多用するスタイルではなくて、受注した仕事は外部に再委託せずに自分たちでこなしている会社なのです。

 

アクセンチュア→外注せずに自分たちで全部やっちゃう

IBM→外注しまくり

 

っていう違いです。

 

で、このビジネスモデルの違いがどういった事態を生んでいるのかというとそれはそれは衝撃的です。

 

下記のグラフを見てください。

 

これはアクセンチュアとIBMの2020年までの売り上げ推移の予想図です。

 

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参照:知られざるアクセンチュア - アクセンチュア、実はコンサルじゃない?:ITpro

 

米IBMとアクセンチュアのITサービスの売上高の推移と予測。 米ガートナーの調査を基に作成した。2016年以降は2010~2015年の増減率が続くと仮定して算出した

 

とあるように、このままいけば確実にアクセンチュアはIBMを追い越します。

 

これからのビジネスモデルではアクセンチュアとIBMではどちらが賢い道をたどっているのか?

 

一目瞭然ですよね。

 

というわけで、こういった他ファームとのビジネスモデルの違いを理解することが、また一歩アクセンチュアの特徴を理解することに繋がるよねという話でした。

 

「どうしてIBMじゃなくて、アクセンチュアを選ぶのですか?」

 

もうあなたは答えられますよね。

 

アクセンチュアのビジネスモデルは「高級人材レンタルモデル」

 

上記でも言った通り、アクセンチュアはITベンダー業界の中の1社という認識になりつつあります。

 

しかし、実際のところアクセンチュアとビジネスモデルを同じくする企業は、この世に1つもありません。

 

じゃあ、アクセンチュアって何をやってるの?というと、簡単にいうと「高級人材レンタル」をの役割をする会社というのがわかりやすいです。

 

もう少し詳しく説明すると、アクセンチュアといういわゆる「仕事のできる人材」を数多く抱えている会社が、一定数以上の人材を長期間にわたってクライアントに提供するということで、企業のコンサルティンを一貫して請け負っているわけです。

 

しかし、これはもともとのコンサルタント会社がやっていたビジネスモデルとは違っています。

 

元来のコンサルタント会社であれば、クライアントに送り込む人材というのは、自社の社員ではなくてアウトソーシング(外注さんをどっかの会社から引っ張ってくる)ことによる方法が一般的でした。

 

要するに、アドバイスだけはするけど、あとはそのアドバイスに基づいて外注さん頑張ってねーというスタイルだったわけです。

 

で、そうではなくて、アウトソーシングを自分たちの会社の人材で引き受けてしまうことをしているのが、アクセンチュアがしていること。

 

これがいわゆる「高級人材のレンタルモデル」と言える機能をしているアクセンチュアの新たなビジネスモデルというわけです。

 

アナリストから始まるアクセンチュアの「キャリアパス」

 

アクセンチュアのキャリアパスについて簡単にお伝えしていきます。

 

アナリスト

 

アクセンチュアにコンサルタントとして新卒で入社すると、まず最初にアナリストという役割から始まります。

 

アナリストが何やっているのかというと、ものすごく簡単にいってしまえばパワポ作ってプレゼンして、ディスカッションに混ぜてもらって、議事録書いてるといったことです。

 

本当です。

 

まだコンサルタントではありません。

 

もちろん、一緒に働くことになるのはコンサルタントやマネージャーと呼ばれる人たちですが、最初のうちは先輩コンサルタントのもとに金魚の糞のようにくっついて、コンサルタントの動きを見て実務に活きるスキルを盗んでいく期間です。

 

細かいことはまた別記事に書いておきますが、アナリストとしての業務をこなして、それなりの実績を残して言えば、3~4年でコンサルタントになるというのが目安です。

 

もちろん早く昇進するも、遅いも実力次第です。

 

コンサルタント

 

アナリストとして3~4年働いて、ようやくここからコンサルタントです。

 

ここまでで既に大手の事業会社で20年くらい働いていたおっさんよりも、既に仕事力という意味では超えています。

 

これは、アクセンチュアの内定者オリエンテーションに参加されていた社員も、口をそろえてそう言っていました。

 

つまり、コンサルタントになる時点で、もうなかなかの怪物です。

 

働き方についても、もうアナリストのように上からの指示を待って、言われたことだけをするだけの金魚の糞ではありません。

 

マネージャーからボヤっとした指示に対して、自分で考えて、自分で必要な情報を収集して、分析していきます。

 

そこがコンサルタントとしての腕の見せ所です。

 

もちろん、事前にマネージャーとの打ち合わせは念入りに行われますが、基本的には、自己判断で動いて、アナリストにも仕事をバンバンふることになります。

 

コンサルタントとしての経験を3~4年間で、ここからはマネージャーという領域です。

 

ただしここから先のキャリアに進めるのは、ごくごく一部の人間です。

 

人生の大半を仕事に捧げ、同期を蹴落とし、昇格することのみに没頭し、ようやく入社してから8年ほどして、マネージャーとなります。

 

マネージャー

 

プロジェクトの責任者です。

 

仕事の幅はコンサルタント時代よりもさらに広がります。

 

ここにたどり着くまでに、もう多くの同期がいなくなっています。

 

いい意味でも、悪い意味でもです。

 

で‥、

 

ちょっとまだ長くなりそうなので、アクセンチュアの「キャリアパス」についての話は裏話などを含めてまた別記事に書きます。

 

ちなみに、マネージャーの次の役職としては、、

 

パートナー

 

が続きます。パートナーまでいくともはや”人”ではなくなっています。。

 

追記:

アクセンチュアのキャリアパスについて新卒もわかるように1から解説する

 

アクセンチュアの「採用プレセス・トレーニング・配属方法」

 

アクセンチュアの採用プロセスについても簡単にお伝えしておきます。

 

知らなかったという人はすぐに確認しましょう。

 

【アクセンチュアの新卒採用プレセス】

  • ES提出&WEB適性検査受験→グループディスカッション→面接複数回→内定
  • 補足情報①:ケース面接は1次面接であり
  • 補足情報②:英語面接は戦略コンサルの場合は実施の場合あり

 

 続いて、アクセンチュア入社後のトレーニングについてです。

 

【新卒向けトレーニング(入社前後)】

入社前:入社前学習サポートあり

入社時:入社時共通研修、職種別研修カリキュラムを受講(ビジネスコミュニケーションやロジカルシンキングなどのコンサルタントの基礎力養成。戦略やデジタル・ITといった専門性の高い研修も実施。)

中途・新卒共通トレーニング:2万コース以上のカリキュラムがあり、オンライントレーニングによる実践的なスキルを磨くことが可能。世界各国にあるトレーニングセンターにて海外のアクセンチュア社員と共同で実施される研修では、グローバル水準の研修プログラムの受講が可能。

 

なお、マジレスすると忙しすぎて共通トレーニングについては受講している社員はほとんどいないというのが実態です。

 

とはいえ、全然忙しくないプロジェクトにアサインされた場合や、プロジェクト終わりの中期休暇の期間に、好きなだけトレーニングすることは可能だと思われます。

 

実際にアクセンチュアの内定者オリエンテーション時にも、中期休暇を海外放浪旅に時間を使っている社員もいれば、その時間で海外プログラムに参加してトレーニングしていたという社員もどちらもいたので、どっちもどっちですね。

 

では、最後に配属方法についての情報です。

 

【新卒の配属方法】

入社前に希望する業種のアンケートがとられます。個人の適性を見て、配属がきまるそうですが、言ってしまえば抽選です。

※中途の人は、配属されるプロジェクトに割り当てられることが前提で入社が決まるので、このあたりは大きく異なります。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

アクセンチュアの新卒内定を目指す就活生であれば、このくらいの知識は知っておくべきです。

 

逆に、これくらいのことを知っておけば、アクセンチュアの会社のことをよくわかっているというラインにギリギリ立てます。

 

面接の場所でも、現場の最前線で働いているコンサルタントからはどんな質問が飛んでくるかはわかりません。

 

なにせ、面接をするコンサルタントの個性も、そのへんの事業会社の人事とは違って、テンプレの面接なんて通じません。

 

コンサルタントによって、キャラも好みも雰囲気もバラバラなわけで、何を聞かれるかなんて予測不能です。

 

だからこそ、面接の場でも絶対に物おじせず、学生と言えども建設的な議論ができるような準備ができるように、ここでお伝えしていることくらい是非とも頭に入れておいて下さい。 それでは、また。

 

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