前回は「アクセンチュアの最終面接」についての全体の流れとは?面接開始の冒頭の5分間に気を付けることは何か?といった情報をお伝えしました。
今回は、それに引き続いてアクセンチュアの30分間の面接の後半の25分間の情報です。
前回の内容をまだ確認していないというのであれば、以下の記事に先に目を通してから、この記事の続きをご覧ください。
「あなたが感謝されて嬉しかった経験は何かありますか?」という質問
この質問は、冒頭の5分間で聞かれることになる他社の選考状況についての質問の後に聞かれました。
就活においては、まぁありきたりな質問の部類に入る質問だと思います。
これについては、飲食店で働いていた経験を背景にして、お客さんに喜んでもらえた話をサクッとしました。
この質問をされて、僕がそれについて話している最中に、面接官は何やら手元のノートにメモを取り出し始めたことからも、ここは一応チェックポイントの1つだったのでしょう。
この質問に対しては1~2分くらいで回答しました。
こういった質問のところで話す内容に正解はないです。
なので、相当おかしなことを言わない限りは、一次面接で話したこととエントリーシートに書いたことをベースに、サクサクと質問に答えることが出来れば問題ないです。
ESについての対策のコツのところでも話しましたが、アクセンチュアのコンサルタントに求められているのは、大学時代のカッコいいエピソードやユニークな経験ではありません。
主に評価されているのは、あなたの将来像と、アクセンチュアのコンサルタントとして向いているのかという共通点、成長意欲です。
なので、これさえ堂々と話すことができれば、まったく怖気づく必要なんてないです。
僕の場合は、この質問に淡々と答え終わった後に、背景となる飲食店という場面自体はありきたりであるにもかかわらず、「すごくパッションを感じられるね、君は。」というお褒めの言葉をサラッとですが言ってもらえたので、この質問に対する解答は、やはりエピソードのユニークさではないことは間違いないです。
「チームとして大切にすべきことは何だと思う?」という質問
そして、次の質問がこれでした。
この時点で時間にして、だいたい15分ほどが経過したところです。
この質問をされる前の、質問のふりの話としては、こんな感じでした。
うちの会社で働くとなった場合に、個人の力がいくら優れている人が働くとしても、それじゃダメなんだよ。
それだけじゃなくて、チームワークがすごく大事になってくるんだ。
そこで、質問なんだけど、「あなたがチームとして大切にすべきことって、どんなことだと考えるかな?」
っていう感じのふりがってから聞かれました。
流れはすごくオーソドックスな展開です。
ありきたりな質問なので、このくらいの質問には即答できて当たり前です。
回答した内容は、「いかにチームの団結を乱すメンバーを巻き込んで、チーム全体をうまく軌道に乗せることが出来るか」が大切であるといった回答をしました。
これについては、大学のゼミでの活動で、グループワークに取り組んでいた経験を背景に、これまでに何度も答えてきたような回答をブラッシュアップするかたちになりました。
ここでも会話のキャッチボールを数回ほどして、ゼミで取り組んだチーム間での具体的にどういった点を改善して、どうアプローチして解決していったのかについて、当然のごとく掘り下げられるので、それについてのより詳細な解決方法を話しました。
この質問に対しての僕が返答している際は、また手元のノートに何やらペンを走らせていたので、ここも一応チェックポイントの1つだったのでしょう。
ここまでで30分の最終面接のうち、だいたい20分が経過といったところです。
逆質問「何か聞いておきたいことはある?」というお決まりの質問
そして、最後の面接官からの質問として、この逆質問を受けました。
面接終了時刻まで、残り10分のタイミングです。
面接中は、時計をチラッと見て、「うげ‥まだ10分もあるのかよ‥」と少しは思いましたが、思ったよりも面接官が、こちらの1の質問に対して10くらいで返してくれたので、最後の10分間はほぼこちらとしては面接官の話を聞いているだけでした。
この逆質問で何を聞けばいいのかですが、特に正解はありません。
ただし、ここで良い印象を残せる質問というものはあります。
それは、これもありきたりですが、「こいつ、うちの会社のことよく知ってるな‥」と思わせることができる、一歩踏み込んだ社内での働き方や・事業内容について聞く質問です。
この、アクセンチュアの仕事内容を理解していなければ、絶対に出てこないようなことが前提の質問であれば、内容は何を聞いたって大丈夫です。
僕は最後の質問で聞いたことは、そこまで踏み込んだ質問ではないのですが、アクセンチュアの社内でストックされている、過去のコンサルティング事例のデータ共有のシステムについての質問、アクセンチュア・インタラクティブとビジコンの人たちの、社外の人たちと連携した働き方についての質問をしました。
すると、これら質問をポッと1投げたはずが、面接官の方は10で返してくれたという具合でした。
そんなやり取りを通じて、あちらが質問に対する答えをズラァァァっと話し終えたと同時に「では、そろそろ時間ですので。」という言葉を発したところで、最終面接は終了という流れでした。
最後の逆質問の時にはもう、手元のノートにペンを走らせることはなく、頭の上に手を組みながらリラックスした状態で、こちらからの質問の時間は過ごされていたので、最後のパートはそこまで重要視はしてなかったのでしょう。
まとめ
以上、アクセンチュアのビジネスコンサルタント職の最終選考についての解説でした。
最終選考の場所は、確かにアクセンチュアへの入社意思の確認の場所という意味が大きいので、これといった選考対策のたてようがありません。
また面接官によっても、面接で聞かれる質問の内容というのは大きく異なることが予測されます。
ですので、この最終選考の流れを見て理解してもらいたいことは2つです。
- アクセンチュアにしか入社意思がないことを建前でも示すこと
- ES、1次面接で話してきたこととブレがないことを淡々と話すこと
この2つの基本的なことが出来れば、アクセンチュア内定は手に入ったも同然です。
1次面接を終えて、残すは最終面接という学生は、最後まで気を抜かないように選考対策にはのぞんでください。
まだ最終選考まで時間があるという学生は、あなたの次に待っている選考対策に全力で向き合いましょう。
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