アクセンチュアでは昨今、働き方改革が本格的に推し進められているという話は、これまでに何度もしてきました。
しかし、一体どうしてこのタイミングで働き方改革が進められるようになったのかについて少々疑問を感じていました。
そんな中で、アクセンチュアを含めたコンサル業界が、働き方についての方向転換を測るようになった2つの要因についてわかりやすく解説されている記事を見かけましたので、今回はこちらの記事を紹介させていただきます。
アクセンチュアが働き方改革を進めるようになった要因①「電通の過労死事件」
今回、大変参考にさせていただいた記事が上記のものです。
こちらの記事の中では、アクセンチュアだけに限った話ではありませんが、コンサル業界全体に働き方の変革が起きているということが明らかにされています。
その理由として、まず1つ目は、まだ記憶にも新しい電通での過労死事件が、要因の1つであるようです。
これが意味するところというのは、アクセンチュアでも電通と同じような働かせ方を社員に要求していたけれども、電通の過労死事件が世間で大きな話題になったことによって、辞めざるを得なくなったということでしょうか。
つまり、アクセンチュアも電通も、働き方としてはほとんど同じような激務具合であったということでしょう。
電通の一件が世間では大々的に取り上げられていましたが、日本全体でみても実は、今まででも勤務問題を原因としている自殺者というのは毎年いたことがわかりました。
統計データ上でみると、日本での過労死が原因の事件というのは2000件近く、毎年のように発生していることがわかります。
出展:http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000069063.pdf
こういった事実からも、アクセンチュアとしてもいよいよ働き方を改革せざるを得なくなったということではないでしょうか。
コンサルティングファームがまさか、働き方の変化に本気で取り組み始めることになるとは思っていなかったが、このようなワークシフトは非常に大きな変化となることは間違いないだろう。
引用:コンサル業界を取り巻く労働環境の変化 - 20代~30代のキャリアを考えるブログ
しかし、働き方改革が推進されるようになった要因はこれだけではありません。
というのも、電通の一件があったことで、急務での改革推進が求めらることになっているようですが、どちらにせよこういった改革は進めらるようになっていたことがわかる2つ目の要因があるのです。
アクセンチュアが働き方改革を進めるようになった要因②「受注する案件の変化」
これまでのコンサルタントの業務内容といえば、いわゆる戦略的なコンサルの仕事というのが花形でした。
しかし、時代の変化に伴って、それだけではコンサルタントという職種が生き残れなくなってきたわけです。
で、ここまでの流れは随分前から言われていたことです。
なのですが、そこからさらに時代の流れとして需要が生まれ始めてきている新たな案件というのがIT関連のコンサル業務なのです。
IT系のシステム導入等は儲かりやすく、結果が見えるビジネスであるので各社が積極的に取り組んでいる。
引用:コンサル業界を取り巻く労働環境の変化 - 20代~30代のキャリアを考えるブログ
具体的にどういう案件かというのは上記にも書かれているように、ITシステムの導入案件が代表的で、大規模なSE部隊を企業側に送り込む方法(社員目線でいうと、何百人単位のプロジェクトにアサインされる)によって、一企業に対するコンサル業務を請け負うといったコンサルが、昨今のニーズとして拡大しているとのことです。
つまり、こういった新たな時代のマーケットのおかげで、今までの働き方とは違った、分業体制を引きやすい働き方が可能となり、それにともない一人当たりの労働時間も短縮され、その結果、いわゆる激務から解放されるという仕組みが生まれてきているということがわかりました。
まとめ
こういった時代の潮流のおかげで、コンサル業界の働き方の変革を皮切りに、日本全体の働き方についても、見直されるということが間違いないそうです。
コンサル業界の働き方の変化が起きることで、確実に日本全体の労働はより良い方向にいくだろう。
引用:コンサル業界を取り巻く労働環境の変化 - 20代~30代のキャリアを考えるブログ
今回参考にさせていただいた記事のおかげで、今後のアクセンチュアでの働き方が、これまでとはどのように大きく変わり、激務卒業へと向かっているのかを理解することができました。それでは、また。
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