「面接の心得」についてあなたはきちんと考えたことはありますか?
もしあなたが就活を始めたばかりか、現在進行形で就活中であれば、恐らくあまり意識していないのではないでしょうか。
なぜなら、僕が全く意識していなかったからです。
例えばここにあるような「面接の心得~勝敗を決める5つの鉄則~」
>>> 面接の心得~勝敗を決める5つの鉄則|就職活動のススメ|
ここに書いてある面接の心得は、、
- 事前の情報収集はしっかりと!
- 好印象を持たれる「身だしなみ」で!
- 緊張しても笑顔を忘れずに!
- 面接とは会話!相手の目を見て話す!
- 過去よりも未来!ポジティブな姿勢で臨む
という5つなのですが、当時の就活中の僕からしてみれば、、
「こんな面接の心得とか見てる暇あったら、企業研究とか自己PRの練習するわ。(´・ω・`)」
と。
そんな風に面接の心得が同湖というのを馬鹿にしていたんです。
しかし、実際のところ、就活が終わった身として就活中の面接で本当に大切なことだなと思うのは、こうした面接の心得で言われているようなごくごく基本的なことであったりするわけです。
特に、この3つの鉄則、、
- 好印象を持たれる「身だしなみ」で!
- 緊張しても笑顔を忘れずに!
- 面接とは会話!相手の目を見て話す!
特にこういった基本的過ぎて、忘れがちなことが何より就活中には重要なのです。
というわけで、今回は、面接の心得について誰でもわかってるようなことが、就活においては何よりも大事で、誰しも忘れがちであるという事実を、僕自身の経験則に基づいてお伝えします。
- 基本的なことしか言ってない面接の心得を、絶対に馬鹿にしてはいけない
- 一見、基本的すぎる「面接の心得」こそ要注意or困難なワケとは?
- 習得難易度★「面接の心得の鉄則1:事前の情報収集はしっかりと!」
- 習得難易度★★「面接の心得の鉄則2:好印象を持たれる身だしなみで」
- 習得難易度★★★「面接の心得の鉄則3:緊張しても笑顔を忘れずに!」
- 習得難易度★★★★★「面接の心得の鉄則4:面接とは会話!相手の目を見て話す!」
- まとめ
基本的なことしか言ってない面接の心得を、絶対に馬鹿にしてはいけない
もちろんね、面接の心得として大事なことは、上記の3つ以外にもたくさんあります。
そりゃも言い出したら山ほどありますよ。
自己PRとか企業研究、業界研究、上場しているなら有価証券報告書の情報‥などなど。
でもですよ、このびっくりするくらい基本的な「面接の心得」を習得することこそが、面接に挑むにあたっては一番難易度が高いと断言します。
大事なことなので、繰り返し言います。
2 好印象を持たれる「身だしなみ」で!
3 緊張しても笑顔を忘れずに!
4 面接とは会話!相手の目を見て話す
これらの3つの、一見、小学生でもわかるようなことを心得ておくことが要注意or困難なのです。
その理由はなぜか?
その根拠を今からお話します。
一見、基本的すぎる「面接の心得」こそ要注意or困難なワケとは?
このびっくりするくらい、もう超がつくほどの基本的な「面接の心得」に早い段階から気を付けておかないと、就活では確実に後悔します。
僕はしっかりと後悔しました。
なので、面接の心得を馬鹿にすることは、この記事を読んだ後なら結構です。
で、早速その根拠についてですが、まず言えることはこれです。
面接の心得のような記事は、そもそも読むだけでは、意味がないから
です。
まず大前提として、”面接の心得”のような記事は読むだけだとほとんど意味がありません。
意味がないというよりかは、読んでもその内容の価値に気が付かないと言った方が適切かもしれません。
僕が実際にそうでした。
どうしてかというと、この”面接の心得”みたいな「誰でも知っとるわそんなこと!」みたいな超がつくほど基本的なことだからということで、危機感がまるでわかないというのが理由の一つです。
ただそれ以上に、これらの面接の心得というのは、文字で見た情報を
「ふむふむ。なるほどね。よしわかった(´・ω・`)」
とは理解できたたつもりであったとしても、そこに書かれた面接の心得の内容を100%攻略できるようになったとは到底言えないのです。
もちろん、書かれている文章の意味は理解できています。
ここに書いている文章の意味自体は、中学生だってわかります。
ただし、
ここに書かれている内容のことを、実際の面接の場所で、実践できるかといわれればそれはそれはまた全然違う話になるのです。
これがいってしまえば結論です。
では、もう少し詳しく、上記にもある「面接の心得~勝敗を決める5つの鉄則~」を例に出して、それら5つの習得難易度を評価してみます。
習得難易度★「面接の心得の鉄則1:事前の情報収集はしっかりと!」
鉄則1に書いてあることが、就活生にとっては一番大変そうですが、これが一番難易度的には低いです。
なぜなら、情報収集については家でパソコンでカタカタしてれば、すぐに準備できるからです。
もちろん情報収集の仕方とか、効率のよさとかについていえば、人それぞれ個人差はあると思いますが、ネット環境があって、時間をかければ誰だってできるのです。
しかも、自分一人でです。
部屋でゴロゴロしながらでもいいわけです。
なので難易度的にはこれがレベルでいうと「★ひとつ」といったところでしょうか。
習得難易度★★「面接の心得の鉄則2:好印象を持たれる身だしなみで」
これについては、難易度的には鉄則1のものと同じくらいでしょう。
ただし、人によっては、この身だしなみと一言にいってもいろいろなので、そこに注意が必要です。
自分では大丈夫!だと思っていても、世間の大人からしたら、もしくは面接官からしたら、全然大丈夫じゃないというのはよくある話です。
というのも、これは僕の友人の話なのですが、面接にいった際に、おもむろに辛口な面接官に、
「ちょっと君、後ろの襟足長くないか?就活写真と全然ちがうで。」
的なことを、面接がはじまって早々に言われたそうです。
こんなこと言われたら、志望動機とか自己PRをいかにうまく話すかとか、それ以前の問題ですよね。
もう僕だったら、この時点で選考に進めることを諦めます。
ってくらい、面接では自分が思っている以上に、身だしなみについてもしっかり見られているのです。
なので、ここでの求人サイトの記事にも書かれているように、
第一印象はとっても重要。服装も髪型も「スッキリまとめる」のがコツです。
女性はメイクも大切です!
これは、当たり前やん!さらっと確認するだけでなくて、もう一度自分の身だしなみは本当に大丈夫なのかどうかを改めて見直しておくべきです。
男性なら、就活中はこまめに散髪にいって、ヘアスタイルには気を付けて、女性は化粧を頑張りましょう。
この鉄則2については、他人からのお墨付けをもらったうえでの身だしなみというのが重要です。他人からの意見を、とにかく誰からでもいいからもらっておきましょう。
習得難易度★★★「面接の心得の鉄則3:緊張しても笑顔を忘れずに!」
これ、本当に重要です。
冷静に、緊張しても笑顔を忘れず!って、、
いや、矛盾がすごい。
なのでこの面接の心得については、習得難易度は「★3つ」レベルに上がります。
だってね、緊張しているという状況にもかかわらず、その自分の精神状態にあらがって、顔の筋肉をほぐしつつ、笑顔を貫かなければならないという、この苦行。
いや、これはほんとにえげつないですからね。
もちろん、緊張が顔にまったくあらわれないひとにとっては、なんのこっちゃないと思われるかもしれませんが、これは凡人にはまぁ難しいです。
もちろん、わかってはいます。
頭では理解できると思います。小学生でもわかります。
とはいえ、面接中は、この緊張しながらも笑顔という状態を維持しつつも、なおかつ面接官からのズバズバと飛んでくる今までされたこともないような、あらゆる質問に答えなければならないわけです。
これを、家で一人で準備していくといこと自体に、もはや無理があります。
時には難しい質問があるかもしれませんが、笑顔を忘れず元気に受け答えを!
それにゆっくり話すことも忘れずに。
相手に安心感を与えましょう。
サイトの説明にもこうやって簡単に書いてますけど、ここにかいてあることの難易度高すぎです。
ここに書いてあることって要するに、
「緊張しているうえで、笑顔を忘れずに。なおかつ、ゆっくり話すというペース配分にも気を配りながら、さらに相手に安心感を与えるというバリバリの営業マン並みのトークを披露しましょう!」
ってことですからね。
「面接中に笑顔を忘れずに元気に!」という技を身に着ける方法は?
で、これをわかったところで、じゃあどうすればいいのか?ってことです。
それについては、もう答えは一つしかなくて、慣れです。
練習あるのみです。
最初から、この面接中に笑顔を完全にマスターできている就活生は恐らくいません。
いたら気持ち悪い。
なので、初めはどうやったって、この面接中の笑顔をキープし続けることは困難だと思って、最初の面接は玉砕されてきてください。
逆に言うと、面接をろくにやったこともないのに、いきなり本命企業の面接に臨むよなことは絶対にしたらいけません。
ある程度、面接という異様な環境で笑顔を貫けるような技術を身に着けてからようやく、そこで初めてここでの面接の心得の習得完了です。
捨て企業で面接の練習をした後に、本命企業には望むこと、ある意味これも就活においての鉄則です。
習得難易度★★★★★「面接の心得の鉄則4:面接とは会話!相手の目を見て話す!」
面接中は笑顔が大事なのはわかった。と。
で、そのためには最初から笑顔で面接なんて無理だから、ある程度、練習と慣れが必要なんだと。
ここまでを理解してもらったところで、その次のステージがこの鉄則です。
この面接という場所を「THE・面接」のような雰囲気にしないということ。
面接という場所であるにも関わらず、その場を会話をしているかのようにしなくてはならないこと、これがさらなる就活においての次のステージであり、試練です。
そうです。
何度も聞いたことはあると思いますが、面接というのは、究極は会話なのです。
これを文章だけでいわれたところで、なんのこっちゃ(´・ω・`)?と思わているかもしれません。
僕はそうでした。
僕の場合は、面接という場所に何度も自分を放り込んで、玉砕されていくうちに、その言葉の意味がようやく自分でわかっていきました。
面接を会話のようにするかのごとく、相手の目を見て話せるようになるためには、「面接中に笑顔」の前述した鉄則3のステップの、さらにその先のレベルが要求されるということになります。
つまり、面接中に笑顔の先にあるのが、
「笑顔かつ、会話をするかのごとくかつ相手の目をじっくり見て話す」
というより高次元のレベルです。
会話をするように面接をするってどういうことよ?
具体的にこれがどういう精神状態なのかって話をしますと、要は、面接という場所で聞かれる質問というのは、もうその場数を踏むごとに、何度も何度も何度も同じ質問を異なる面接官からぶつけられるわけですよね。
そうなってくると、こちらとしても、
「もう言い飽きたわ、はいはいまたその質問ですね。(´・ω・`)」
と自然となってくるわけです。
そして、そこからまた面接を何度も経験していくうちに何が起きるかというと、こちらとしても今まで回答していた答えを、ダラダラした答えにもより無駄がない、なるべく簡潔な回答で応えたほうが、答える側としても楽だからというごくごく自然な成り行きで、知らず知らずのうちにわかりやすい回答になってくるのです。
これが最終的には、一回目に面接で回答していたときの内容よりも、何回も何回も同じように回答をし続けていたことによって、同じ内容でも答え方がより洗練されていき、より自然な答えになり、そのうちどんな質問でも、たいていは自然体で答えられるようになり、面接の会話化が起きるというメカニズムなわけです。
というわけで、、
要は「面接の会話化」を身に着けるためにも、面接の心得が書かれた記事をただひたすら読んでいるだけでは意味がなくて、自分を面接という戦場に放り込んで、何度も戦って経験値を挙げることでしか、身につかないというわけです。
ずっと目を見ているとより緊張してしまう、と感じる方は「相手の鼻の上あたり」を意識して見るようにしてください。
サイトの方には、緊張してしまうなら「相手の鼻あたりを見ましょう」とか、ちょっと意味わからないことが書いてますが、こんな鼻をじっと凝視していないと、緊張してしまうーー!!みたいな状態では、ダメです。
まだまだ練習が足りていませんから。
鼻をじっとみてなくても、全然会話をするように、面接という場所をこなせるという状態になるまでに、失敗を繰り返しましょう。
※鉄則5「過去よりも未来!ポジティブな姿勢で臨む!」については、これは転職者向けの面接の心得であったので、新卒の僕らにはあまり関係ないことなので、ここでは省略します。
まとめ
僕が面接に対して、ある程度安心して臨めるようになったタイミングとしては、ある日を境にしてポッとその感覚が身についたという感じです。
そういった自分への安心感が付くまでに、確実に20回以上は企業の本チャンの面接を経験していました。
何言ってるかあんまりわからないおじいちゃんから、強面の兄さん、中小企業の社長、美人すぎる女性人事の方、逆にギャルすぎる女性人事、周りがエリートだらけの集団形式の面接、質問攻めの1対3の圧迫形式の面接‥
これらあらゆる形式、いろんなタイプのひととの面接を経験するなかで、そのたびにテンパって、そのたびに玉砕されて、嫌気がさして、苦しんでいました。
うーわやっちまったなぁって思った点や、面接で聞かれた予想外の質問内容をワードに書き下ろして、その日のうちに忘れないように振り返って、次は同じ質問を聞かれたらこんな感じの返事をしようと戦略をたてて、という日々を過ごしながら、それでも失敗の日々が続きました。
そこから集団面接で出会った自分よりも頼りなさそうに見えていた就活生が、はきはきと自信満々に面接に挑むさまを見せつけられて、とんでもない絶望と悔しさに泣きそうにさえなり、そんな自分のみじめさに逆に笑えるという、、、もう自分でもよくわからない精神状態にも陥りさえしました。
それでも、なんとか自分のダメさを痛感して、自分のアホさを受け入れて、嫌々ながらさらにそこから面接!面接!面接!の日々を送りました。
そんな日々を過ごしていきながら、10回以上の面接を終えたときから、ある日を境にしてポッと、面接中にようやく笑顔を出せるようになっていました。
それもで、まだまだ会話をするかのような面接には程遠かったです。
そこから、また少しづつ少しづつ面接を苦しく感じなくなっていき、そしてようやく会話のように面接をこなせるようになり、さらに20回以上の面接を経験してやっと、相手の目を見て、相手に訴えかけるような話し方ができるようになり、そうしてようやく面接の会話化が実現しました。
という感じです。
なので要するに、慣れと練習あるのみです。結局は、ここにいきつきます。
繰り返しになりますが、基本的すぎるように思える「面接の心得」というものは、読むだけで理解はできても、書いていることをそう簡単に実行に移せるものでは到底ありません。そんなことはありえないということです。
なので大事なのは、そこに書いてある内容を軽視せずに、それらがいかに重要であるかということに早い段階で気がづいて、それらを面接中でも発揮できるレベルまで習得できるように、しつこいくらいに練習して、周りの就活生よりも早くに習得すべきということです。
それでは、また。