アクセンチュアのビジネスコンサルタント職とデジタルコンサルタント職の違いって何?
アクセンチュアという会社は、大手外資コンサルティングファームの中の1社であるということは、コンサル業界を目指している新卒の就活生であれば誰でも知っていますよね。
そしてアクセンチュアの新卒採用では、ビジネスコンサルタント職・デジタルコンサルタント職の2つの職種がコンサルタントとしての募集職種として設けられているわけです。
ただ、この2つのコンサルタント職のそれぞれの違いが何であるのかと聞かれると、ぶっちゃけよくわかんないってことはありませんか?
実は僕も、アクセンチュアの企業のことを調べていた当初、中々これといった情報を見つけられずに、これらの職種の違いがよくわからないままという状況にずっと悩まされていた1人です。
そこで今回は、そんな以前の僕のような悩みを今すぐ解決してもらうべく、ビジネスコンサルタント職とデジタルコンサルタント職の、それぞれの特徴と違いについての情報をお伝えします。
もしこの職種の違いがわかっていなければ、インターンや新卒採用のES(エントリーシート)を書き進められないどころか、自分がどの職種にエントリーすればいいのかさえわらないままです。
職種の違いをよく理解せずに、仮にES(エントリーシート)を完成させたとしても、その内容が希望職種の業務内容とズレてしまっていれば、ただそれだけの理由で選考落ちしかねません。
ですので、絶対にそうならないためにも、今回の内容を通じてアクセンチュアの新卒採用枠の中でのビジコンとデジコンの大まかな職種の違い・それぞれの特徴については、理解しておくことはどちらの職種に応募するとしても必須です。
- アクセンチュアのビジネスコンサルタント職とデジタルコンサルタント職の違いって何?
- ビジネスコンサルタント職の「職種概要」は?
- 新卒採用枠のビジネスコンサルタント職の特徴は?
- ビジネスコンサルタント職に求められるのはどんな学生?
- デジタルコンサルタント職の「職種概要」は?
- デジタルコンサルタント職に求められるのはどんな学生?
- まとめ
ビジネスコンサルタント職の「職種概要」は?
まず最初に、ビジネスコンサルタント職の職種概要についてですが、ホームページでも以下のような説明が載っていますので、以下参考に。
職種説明
・クライアントの複雑化するビジネス課題に対し、改革の道筋を描き、テクノロジー/ソリューションを活用し、変革のリーダーとしてプロジェクトを推進・実行します
・クライアントのビジネスハイパフォーマンスを実現するため、IT戦略に基づき、次世代のビジネス・システムをデザイン・構想します
・描かれたグランドデザインに基づき、組織を見直し、業務を再設計し、最適なソリューションを選定し、システムデザインから導入まで一貫したサービスを提供し、変革を実現します
内容をまとめると、要するに、変革のリーダーとしてテクノロジーやソリューションを活用して、お客様の課題解決を実行していくという仕事というものです。
ただ、これだけ読んでもよくわかりませんよね。
そのうえで、この職種の特徴について詳しく見ていきます。
新卒採用枠のビジネスコンサルタント職の特徴は?
他の職種ではなくて、アクセンチュアのビジネスコンサルタント職だからこその特徴とは何か?ということを説明していきます。
ビジネスコンサルタント職には、大きな特徴として2つ挙げられます。
まず1つ目の特徴としては、
「お客様企業のこと」を最も熟知している立場のコンサルタントであるということ
です。
ここでの「お客様企業」についてというのは、その会社についての組織、経営戦略、業務プロセス、どんな人がいるのかなど、ひとつひとつの企業についての詳細な情報についてのこと指してます。
続いて、2つ目の特徴が
「お客様企業」が属している業界のことについても熟知しているコンサルタント
これがビジネスコンサルタントならではのもう1つの特徴です。
ビジネスコンサルタント職の業務領域というのは、製造業、金融サービス、公共サービス、素材・エネルギーなど非常に多岐にわたります。
要は、だいたい思いつく限りの業界のコンサルは請け負っているよってことです。
そして、これら様々な業界領域によって、それぞれ別の問題解決のアプローチがあるわけです。
つまり、業界によってコンサルの手順、やり方が、かなり異なってくるわけです。
例えば、製造業であれば、在庫管理のプロセスや生産管理のプロセスがあるわけですが、金融サービスにはそういったプロセスは一切ありません。
このように、各業界によって一つ一つのプロセスの中身が全く違っているわけです。
そこで必要になってくるのが、業界ごとのプロセスの1つ1つの細かい違いを理解している人材であり、その人材≒「ビジネスコンサルタント職のコンサルタント」なのです。
まさにここが、デジタルコンサルタント職とは異なる最大の特徴です。
ビジネスコンサルタント職に求められるのはどんな学生?
新卒にはどんな人間がアクセンチュアのビジネスコンサルタントとして、どんな学生が必要であるのかについてもお伝えしておきます。
要は、どういった人間的な特徴をもったひとが欲しがられているかという点です。
まず1つ目は、
「信用される人であること」
です。
ビジネスコンサルタント職というのは、お客様とのファーストコンタクトを担う役割をしており、いわばアクセンチュアの顔になるのです。
その点を考慮しても、どれだけ素晴らしいソリューションを提供できる力を持っていたとしても、信用されないことには意味がありません。
よって、まずは信用される人間であることが求められる人材の要件の1つです。
そして2つ目は、
「お客様のことを常に一番に考える人であること」
です。
アクセンチュア内部のロボティクスラボやリサーチセンターなどの世界各国の専用部隊が、ビジネスコンサルタントの職種の人間に対して、様々な情報提供・ソリューションの提案をしていくわけです。
そこで必要になってくる力は、お客様に本当に必要なソリューションというのは何であるのか、数ある内部の部隊から提案されるソリューションの中でも、どの提案が一番適しているのかという目利きをする力が必要になってくるのです。
人材要件
・結果にこだわり、プロフェッショナルとして高いレベルの専門性と品質を維持する努力を怠らない
・相手を理解し、先読みして行動できる力、自身の考えを相手に伝え、理解してもらうためのコミュニケーション力を持つ
アクセンチュアの新卒採用枠のホームページの人材要件の欄にも掲載されているように、「努力を怠らない、コミュニケーション力を持つ」などはそういった、お客様のことを一番に考えられるという人材要件そのものです。
デジタルコンサルタント職の「職種概要」は?
アクセンチュアのデジタルコンサルタント職というのは、そのなかでもさらに3つの業務領域に分類されます。
1つが、アクセンチュア・アナリティクス
2つ目が、アクセンチュア・インタラクティブ
3つ目が、アクセンチュア・モビリティ
です。
3つの業務領域の職種概要について、ホームページでも以下のような詳しい情報が載っていますので、下記にも目を通しておいてください。
職種概要
■アクセンチュア・アナリティクス
データサイエンス(統計分析など)や人口知能を活用して企業の経営意思決定の高度化や業務プロセスのスピード化、自動化を包括的に支援します。
■アクセンチュア・インタラクティブ
企業が提供すべき新しい顧客体験をデザインし、その実現のための変革戦略を立案します。また、ユーザーとの新しい関係を構築するマーケティング戦略を策定し、推進します。
■アクセンチュア・モビリティ
もバイアルテクノロジーやIotなどの最先端技術を用いて、あらゆるビジネスを可視化し機敏(アジャイル)なものに作り替えるとともに、新しい顧客価値・ビジネスを創造します。
要するに上記をまとめると、、
まず【アナリティクス】の特徴としては、ビッグデータを活用・分析し、それを経営の意思決定に使ってもらったり、もしくは業務の意思決定に活用してもらうような仕事です。
次に、【インタラクティブ】の特徴としては、お客様の顧客体験をデジタルを活用して豊かにしていく、もしくは売っていくという仕事です。
そして、【モビリティ】の特徴としては、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器を活用して経営改革を行っていくという仕事です。
デジタルコンサルタント職に求められるのはどんな学生?
人材要件について、まずはホームページに掲載されている情報が下記です。
どんな人材が求められているかというと、大きくこちらも2つの特性があります。
1つ目の要件が、まずは新しい物好きという人材です。
というのも、デジタルの世界というのは日に日に変わりゆく世界であり、昨日まで主流であったものが明日には常識ではなくなっている‥なんてもこともある世界です。
なので、そういった日々の激しいデジタルの世界のテクノロジーの変化にひるまずに、むしろ楽しんで、自らで目利きできるようなイメージを持っている人材が求められるとういわけです。
そして、2つ目の要件が、ただ面白いもの好きな人ではなくて、何か新しいテクノロジーや技術を新たなビジネスに結び付けられるような発想が出来る人材です。
そのためには、常に身の回りにあふれるテクノロジーや技術に触れたときに、それらがどんな風に世の中に自分だったら立てるか、いかにビジネスに使っていくかといった発想ができることが必要というわけです。
まとめ
ここまでのそれぞれの職種の特徴をみてみると、まず大きく2つの職種で異なる点として、まずビジネスコンサルタント職に確実に求められることは、お客様企業に対する理解、各業界についての理解、この2つの能力を特に兼ね備えているコンサルタントであるということです。
それに対して、デジタルコンサルタント職というのは、ビジネスコンサルタント職ほどの、企業や業界に対する理解は求められていないものの、デジタル・テクノロジーに対する専門的な理解と、いかにそれらのソリューションをビジネスに変換できるのかという発想力が求められているということです。
もちろん、デジタルコンサルタントであっても、ビジネスコンサルタントであってもどちらの能力もあるに越したことはありません。
しかし、それぞれの職種に就くにあたって、最低限必要とされる能力、求められる人材像というのがこういった特徴なのであり、新卒採用枠での選考を勝ち抜いていくためには、こういった能力や素質をアピールすることを考慮しながら、ES(エントリーシート)作成から、志望動機、面接対策について準備しておこくことが大切です。
以上、アクセンチュアのビジネスコンサルタント職とデジタルコンサルタント職のそれぞれの特徴とその違いについての情報でした。
今回の記事はいかがでしたか?当サイトはアクセンチュアから新卒で内定を獲得するための全選考フローの対策法を解説しています。ぜひ他の記事も読んでみて下さい。