アクセンチュアのESで聞かれることPart3(志望動機について)
アクセンチュアのESで聞かれることPart1、 アクセンチュアのESで聞かれることPart2ではES(エントリーシート)で聞かれる2つの質問についての回答をどのような構成・内容にすれば選考に通過できるのかという方法についてご紹介しました。
今回は、それに引き続いて最後の質問についてのES(エントリーシート)の情報です。
前回の内容をまだ確認していなれば、、
これらPart1とPart2のES情報に目を通してからこの先に進んでください。
- アクセンチュアのESで聞かれることPart3(志望動機について)
- 「第一志望の職種を選択された理由をお聞かせください」の質問についての答え方
- 第一志望(ビジネスコンサルタント職)しか記載しなかった理由は?
- 僕が実際に提出した第一志望の職種についての質問への回答
- まとめ
「第一志望の職種を選択された理由をお聞かせください」の質問についての答え方
【ESの最後の質問】
第一志望の職種を選択された理由をお聞かせください。
上記の質問が、18卒のES(エントリーシート)で聞かれた最後の質問です。
この最後の質問の前には、アクセンチュアの3つの職種(ビジネスコンサルタント、デジタルコンサルタント、ソリューションエンジニア)の中から、第一志望から順に、希望の職種を3つまで選択する項目があります。
3つの希望を出してもいいですし、第一希望しか出さなくても大丈夫です。
ここで僕の場合は、第一志望としてビジネスコンサルタント職を選択し、第二志望以降の志望職種としては何も選びませんでした。
普通に考えれば、第一志望が通らなかった時のために第二志望以降の職種も一応書いておくことが適切なのでは?と思われるかもしれません。
確かに、アクセンチュアに何が何でもしがみつきたいという意思があれば、職種はなんでも構わないから、とにかく入れてくれという態度になって当然です。
なので、そう考えて当然です。
しかし、僕はその気持ちをあえて抑え込んで、第一志望のビジネスコンサルタントの職種一本という強気な姿勢に出ました。
では、なぜそんな強気な姿勢に出たのか?
その根拠をお伝えします。
第一志望(ビジネスコンサルタント職)しか記載しなかった理由は?
理由としては簡単です。
それは、志望理由を書く際に、志望職種がばらばらであることによって、第一志望の職種に対する重みが弱まるだけでなく、将来どんな働き方がしたいのか?という就職活動の軸にもブレが生まれるという理由からです。
僕がアクセンチュアに入社して、成し遂げたいことというのは、顧客のパートナーとしてのコンサルタントの仕事です。
もちろん、デジタルコンサルタントもビジネスコンサルタントも、大まかな業務の内容は同じではありますが、それでもデジタルの領域に特化したプロになりたいという意思は、デジコンを本命にする人ほど強くはありませんでした。
何より、アナリティクス・インタラクティブ・モビリティの3つの部門にわけて募集をかけている新しい部署ということもあり、これら部門での業務内容や細かな働き方の違いがそこまで理解できていなかったことも、下手に志望できなかった理由の1つです。
加えて、ソリューションエンジニアになりたいという意欲もなかったです。
ソリューションエンジニアは、顧客に寄り添った問題解決能力という広義な意味ではコンサルタントと共通していますが、それでも仕事内容は全然違ってくるわけです。
だからこそ、僕がこのES(エントリーシート)の3つ目に回答した内容は、どうしたって僕が1つ目の質問と、2つ目の質問に書いてきたことの軸をブレさせないためにも、ビジネスコンサルタント職1本でなければならなかったのです。
これが、ビジネスコンサルタント職の一本に絞った理由です。
つまり、アクセンチュアで働きたいという理由よりも、アクセンチュアのビジネスコンサルタントの仕事がやりたいんだという信念を、希望職種を一本に絞ることにより一層強調した形になります。
このことは面接官の立場になって考えてみても間違いなく言えることです。
どんな職種でもいいからアクセンチュアで働かせてくださいと言ってくる学生よりも、「アクセンチュアのこの職種で絶対に自分は働きたい!活躍したい!成長したいんだ!」と言ってくる学生の方が何倍も頼りになる印象を植え付けられるわけです。
僕が実際に提出した第一志望の職種についての質問への回答
【実際に提出したESの回答】
コンサルタントという仕事は、顧客にとっての最後の砦でもあります。同時に、根本的な私たちへの認識としては、第三者という立場で見て考えられている方が大半であると認識しています。そのことからもまずは、その壁をいち早く取り払う作業がコンサルタントには必要です。そのために必要になる、他職種では身につけることが困難なスキル・合理的な判断力・重大な責任をビジネスコンサルタント職から背負いたいからです。
文字数としては、200文字程度のもので非常に軽い分量でした。
志望職種を選択した根拠について、2〜3文説明すればすぐに分量が埋まってしまいます。
分量に困ることはありえませんが、極めて少ない文字枠の中に何を込めるのかというのかは意外と難しいです。
僕の場合は、志望職種をビジネスコンサルタントの1職種に絞っていたこともあり、ビジネスコンサルタントでなければいけない理由をコンパクトに織り交ぜる必要がありました。
他職種であっても併用可能な、当たり障りのない回答ではいけないのです。
そこで、僕が回答に込めた肝となるメッセージはこれです。
私たちへの認識としては、第三者という立場で見て考えられている方が大半であると認識しています。
このビジネスコンサルタント職の仕事というのは、人との関わり方が最も大切になってくるのだということを宣言しているのです。
というのも、ただ単に「アクセンチュアで成長したい」という内では、他のどの職種であっても可能なわけですから、それでは一職種のみを志望している軸が弱いです。
なので、ここではその成長というキーワードを掘り下げるような回答はしていません。
ビジネスコンサルタントでなければならないということを、鋭くバシッと語るのです。
そこで僕は、「顧客との接点を持つ最初の入り口、窓口として、アクセンチュアの顔として、顧客との間にある最初の壁を取り払う義務を背負うことがしたいのだ」ということを宣言しました。
この内容であれば、デジタルコンサルタント職にもソリューションエンジニア職にもあてはまらないビジネスコンサルタント職だけの特徴を取り上げていることが出来ています。
このあたりはビジネスコンサルタント職とデジタルコンサルタント職の違いを理解していないと、同じコンサル職でどう違うのかなんてよくわからないはずです。
なので、職種の違いがまだ分かっていないのであればアクセンチュアの仕事内容の細かな違い をもう一度読んでおいてください。
まとめ
最後に、1つだけ。
志望職種をビジネスコンサルタント職のみに絞ってしまうことによって、せっかく違う職種でもらえたはずの内定を棒に振ってしまうというのはどうなの?と思われているかもしれません。
しかし、僕が職種を一本に絞ることが出来てのは、実はあることを知っていたからなのです。
というのも、ビジネスコンサルタント職としての採用が叶わないが、ソリューションエンジニアとしての採用ならば可能である条件に達している人間であれば、もし希望職種を例えESでは1つに絞っていたとしても、選考途中の面接段階で他職種への誘導もある‥という実態を就活サイトの口コミなどでは度々みかけていたのです。
それを知った僕は、だったらここはビジネスコンサル一本でいく、強気な姿勢でいこうと決心するにいたったわけです。
同期となるアクセンチュア内定者の中でも、志望職種をビジネスコンサル一本にしていたにもかかわらず、選考途中でエンジニア職は考えていないかということで職種変更の提案を受け、そのままエンジニア職として内定をもらってる人が実際にいたことからも、そういった形式があることは今となっては確信に変わりました。
もちろん、全員が全員そういった誘導を受けれることはないですが、本当にアクセンチュアの欲しい人材としての素質があれば、例えどんな職種であってもあっちとしては働いてほしいわけですから、せっかくの人材を逃したくないとばかりに畳みかけてくるということです。
こういった事例もあることを参考に、募集職種に関しては、第二第三以降にも他の職種を記載するかどうかは検討してください。
選考に通過できる確率としては、デジコン<ビジコン<エンジニアの順番で間違いないと思います。
特に、デジコンに関しては大学院生や理系出身者の学生が狙っている印象が強いので、この職種にエントリーするのであれば、半端な志望理由と大学での経験ではまず通らないことは覚えておいてください。
それだけ採用人数も、他の2職種比較して圧倒的に少ないです。規模としては10分の1くらいだと思われます。これは、内定者セミナーの際に職種ごとにテーブルが分けられていたのですが、その時にデジタルコンサルタントの職種のテーブルというのは、全10テーブルのうち1つしかみあたらなかったからです。
以上で、アクセンチュアのES対策についての解説記事を終了します。
ES対策が出来れば、次はWEB適性検査です。こちらの記事から是非参考にしてみてください。>>アクセンチュアのWEB適性検査の種類は?大手外資コンサルの中でもアクセンチュアは狙い目?