アクセンチュアのESで聞かれることPart2
アクセンチュアのESで聞かれることPart1では、「未来のアクセンチュアに必要なDNA」について聞かれる質問の意図とは何か?回答のコツは?といった情報をお伝えしました。
今回は、それに引き続いて3つある質問のうちの2つ目の質問についてのES(エントリーシート)の情報です。
前回の内容をまだ確認していないというのであれば、以下の記事に先に目を通してから、この記事の続きをご覧ください。
上記を読んでからでなければ、アクセンチュアが学生に対して「何を根本的に求めているのか?」というESを書いていくうえでの肝となるポイントが理解できていないまま、この先を読み進めることになってしまいますので注意してください。
- アクセンチュアのESで聞かれることPart2
- 「プラットフォームを生かして実現したいこと」の質問についての答え方
- では、プラットフォームについての質問に伝えるべきことは何なのか?
- 僕が実際に提出したプラットフォームについての質問への回答
- プラットフォームについてのESの設計手順をテンプレ化!
- まとめ :「ES:アクセンチュアというプラットフォームを生かして実現したいこと」についてのポイント
「プラットフォームを生かして実現したいこと」の質問についての答え方
【あなたがアクセンチュアというプラットフォームを生かして実現したいことを記述してください
※改行せず文章は続けて入力してください】
上記の質問が、18卒のES(エントリーシート)冒頭で聞かれた2つ目の質問です。
一般的な新卒のESというのは、必ずと言っていいほど、オリジナルのエピソードを盛り込むようにと指定してくるものが多いです。
いわゆる、大学時代に頑張った具体的なエピソードや、今まで苦労した具体的な経験についてなどの、かっこいいエピソードとかを全力で語ってくださいという手のモノです。
しかし、アクセンチュアのESにある2つ目の質問に限っては、過去の具体的なエピソードを盛り込むような指定はないのです。
つまり、、、
私には大学時代こういうことを頑張りました。こんなこともしました。こういう学びがありました。これこれが大変でした。アクセンチュアにもこの経験は活きてくると思います。だからアクセンチュアに入りたいです。
のような、過去の経験を前面に押し出すエントリーシートを提出したところで、この質問の意図には反するわけです。
むしろ、そういったエントリーシートを出すべきではありません。
では、プラットフォームについての質問に伝えるべきことは何なのか?
答えは簡単です。
それは、、、
- 「なぜアクセンチュアのコンサルタントにあなたはなりたいのか?」
- 「その先の未来の自分にあなたは何を望んでいるのか?」
という未来のなりたい姿です。
もし大学在学中にこれといったカッコイイ経験や壮大な留学エピソードなどがなかったとしても何の問題もあません。
アクセンチュアがES(エントリーシート)で最も聞きたいことは、アクセンチュアという環境をどう生かして、その後の自分を創っていこうと考えているのかという姿です。
この個人の未来のあるべき姿と、アクセンチュアで働くことが一致するひとを選考では通過させて、一致しないひとを選考から外すのです。
いくら優秀で、頭が良くても、その人のなりたい姿がアクセンチュアに入社しても叶わないのであれば、そんな人間を迎え入れたところで、学生の人生を壊すわけですから、追い返して当然です。
むしろその学生は救われたともいえるわけです。
では、このことを踏まえたうえで、僕が実際に提出したエントリーシートにも目を通してみてください。
僕が実際に提出したプラットフォームについての質問への回答
【実際に提出したESの回答】
私がこのプラットフォームを生かして実現したいこととは、何より自身の成長です。その成長の観点という部分で、まず1つは顧客のための問題解決という状況に対して、どこまでもスピード感をもって最善の解決策を提案していけるスキルの習得したいのです。このスピード感というのは、自分1人の力では、どうしても身に着けることは非効率的であると考えます。また同時に、顧客に共感する力を身に着けたいと考えています。アクセンチュアという環境にいれば、仕事であるからこそ割りきれるような、顧客の苦しみを自分自身にあてはめていくことになります。そんな一見解決困難な問題に一早く多様なアプローチから共感し、顧客が気づいてさえいなかった問題点に対しても掘り下げていく必要があるわけです。こういった経験は、自分1人で起業することでは、絶対に得られない経験です。なぜなら、そういった苦しみのどん底のような共感をしようとはせずに、おそらく楽な道を探し回って、地道に稼ごうと考えるからです。それらの点を考慮しても、なによりも苦しい状況に対しての共感力を身に着け、人がやらないようなこと、普通では解決できないと困り果てるような状況を、何とか打開していける能力を身に着けるプラットフォームとして活用していきたいと考えています。
文字数の指定としては500~600文字ということで、少し重めの内容でした。
この「成長」を軸にした僕のES(エントリーシート)というのは、特別オリジナリティ溢れるような内容ではありません。
ハッキリ言ってこの内容というのは、書籍を参考にしたり、他の就活生のES(エントリーシート)を参考にすれば、誰でも書けてしまう内容です。
しかし、アクセンチュアのESはそれでいいのです。
ただし、条件があります。
それは、上記のような「成長」したいという意思を、面接の場でも本気で語れる状態で臨むことができるという条件です。
ES(エントリーシート)に書くことについては、ハッタリを書いている学生も多いです。
中には、留学経験もサークル経験もなく、海外ボランティア経験もなく、サークルにも所属していないにもかかわらず、これら経験済みとハッタリをかませる就活生もいるわけです。
口が本当にうまい就活生なら、正直いって、ばれません。
まぁそういった大ウソをかましてくる就活生がいるからこそ、学歴フィルターでそういった学生が入ってこないようにしているんですがね。。
と、話は戻りまして、面接の場においても真剣にESで書いたような熱量のある態度で、面接にも望むことができれば、ESには何を書いてもいいです。
嘘はいけませんが、盛るのはいいです。
大いに盛りましょう。僕も盛りました。
なので、盛るなら盛るで、選考過程ではその覚悟だけは忘れないように。
プラットフォームについてのESの設計手順をテンプレ化!
ES(エントリーシート)の構成についてですが、文字数としては500~600文字なので、文字数としては若干多いですが、今回の僕のESの作成手順についても書いておきます。
それが以下です。
<アクセンチュアES回答構成のテンプレ>
①まず最初に、アクセンチュアというプラットフォームを何であると捉えているのかについて簡潔に述べます。
⇒僕はもちろん「成長」のプラットフォームであると簡潔に述べました。
②そこからの展開として、この「成長」について、具体的にどのような場面に遭遇しながら、会社で働く未来を描いているのかという内容を述べます。
ここで僕が書いた、会社で働いてからの未来についての描写は2つです。
- 1つ目は「問題解決にスピード感をもって全力であたりたい」という内容
- 2つ目は「顧客に共感しながら、全力で苦しんでいきたい」という内容
この2つの経験が実現できることが魅力なのだという旨を書きます。
そして最後に、だからこそ私はアクセンチュアというプラットフォームが、まさにぴったりな場所なのだという言葉で締めくくります。
この流れです。
この流れで、「アクセンチュアというプラットフォームを生かして実現したいこと」についてのES(エントリーシート)を500文字前後で仕上げました。
アクセンチュアのES(エントリーシート)で、何よりも重要視したのは、「成長」の観点を盛り込むことでした。
何をとっても、この「成長」というキーワードは重要になるのです。
このことはアクセンチュアのESで聞かれることPart1でも何度もお伝えしてきた通りです。
- アクセンチュアの掲げるDNAの肝となっている「成長」という軸が自分の中にはあり
- その成長を求めて将来は働くのであり
- その道半ばにアクセンチュアというプラットフォームに属する経験が必要である
というこのことをESの軸として語ることが出来ていれば大丈夫です。
まとめ :「ES:アクセンチュアというプラットフォームを生かして実現したいこと」についてのポイント
これからどのような社会人として未来を真剣に考え、いかに「成長」したいと思っているかを語ることが出来れば、アクセンチュアのES(エントリーシート)選考には通過できるのです。
アクセンチュア新卒内定をゴールではなく、手段にしている内定者も実際に多いです。
だからこそ、アクセンチュアは外資コンサルであるにも関わらず副業を公式に認めている数少ない会社であり、転職者を全力で応援し、復職者を温かく迎え入れてくれる会社でもあるのです。
そういった会社のカラーを知っておけば、堂々とアクセンチュアを踏み台にするんだといった内容であっても、ESに躊躇なく盛り込んでしまえます。
というわけで以上、「ES:アクセンチュアというプラットフォームを生かして実現したいこと」についての問題の意図と、具体的な対策方法についてでした。
長くなりましたので、最後の質問「第一志望の職種を選択された理由をお聞かせください。」の質問に対するES(エントリーシート)についての解説は以下記事に続きます。