アクセンチュアのESで聞かれることPart1
今回は、アクセンチュアのES(エントリーシート)についての新卒向けの情報です。
僕が、実際に選考に通過できたES(エントリーシート)の現物をそのままこちらに公開しておきますので、是非参考にしてください。
アクセンチュアのESでは、例年聞かれている特徴的な質問の1つに、「未来のアクセンチュアに必要なDNA」というものについて解答させられる枠があります。
特にここでの質問について、内定者はいったい何を書いて選考に通過したのか?選考から落ちないためにはどんなポイントを押さえればいいのか?について確認しておいてください。
- アクセンチュアのESで聞かれることPart1
- アクセンチュアのES(エントリーシート)の構成
- 「未来のアクセンチュアに必要なDNA」についての質問への答え方
- では、ESにそう答えるべきである根拠をお伝えします。
- 僕が実際に提出した「DNAについての1つ目の質問への回答」
- DNAについての質問の回答を完全テンプレ化!「ESの流れ」を紹介
- まとめ:「ES:未来のアクセンチュアに必要なDNA」についてのポイント
アクセンチュアのES(エントリーシート)の構成
ES(エントリーシート)の全体の構成としては、
- まず最初に「未来のアクセンチュアに必要なDNA」について聞かれる質問
- その次が「アクセンチュアに入社して何を実現したいか?」という内容について問われる質問
- 最後が、「どうしてビジネスコンサルタント職を選んだのか?」という内容の質問
大きくこの3つの質問群で構成されているES(エントリーシート)が、2018年卒のアクセンチュア新卒採用の実際の内容です。
例年、この3つの質問による構成が”型”として決まっています。
では早速、1つ目の質問についての内容・質問の意図、そして僕が実際に提出したES(エントリーシート)の回答についての順に解説していきます。
「未来のアクセンチュアに必要なDNA」についての質問への答え方
【「未来のアクセンチュアに必要なDNA」のうち共感できるものを1つ選び、その理由をご自身の経験をふまえて記述してください
※改行せず文章は続けて入力してください
※「未来のアクセンチュアに必要なDNA」は以下よりご確認ください
https://www.accenture.com/jp-ja/Careers/students-graduates-dna 】
上記の質問が、18卒のES(エントリーシート)冒頭で聞かれた1つ目の質問です。
で、この質問を初めて見たときに、僕が抱いた感想は「未来のアクセンチュアに必要なDNAって何?は?」という印象でした。
この時点では、まだES(エントリーシート)について下調べしていたわけではなかったで、この質問についても初めて知りました。
まぁ当然、この質問に対して他の学生はどんなことを書いてるのかについては、しっかり調べることになります。
これは基本中の基本です。※ちなみに、ESの見本がまとまって掲載されているサイトについてはこちらの記事でも触れているUnystyleという就活「サイトが役に立つので活用していくようにしてください。
どれだけあなたがESに素晴らしいことを綴っても、選考に通過できる型を持ちえた、ESでなければ何の意味もありません。
選考に通過出来るESを書くのです。
そして、この質問に対する答えとしては、当然、抑えるべきポイントはあります。
まず、未来のアクセンチュアに必要なDNAの中で「ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている」を僕は選びました。
僕がこれを選んだ理由は、一番内容として書きやすいと判断したからです。
そして、このDNAを選んだ理由として、どんな内容を書いてほしいのかというと、
「アクセンチュアでとにかく活躍しまくりたいから(僕に・私に)任せてください。」
という内容を軸として書けばいいのです。
それがアクセンチュアの求めている人材であること証明になるのです。
では、ESにそう答えるべきである根拠をお伝えします。
まず、以下にある10項目のDNAをよくご覧ください。これらの10項目に共通しているDNAというのはいったい何でしょうか?
未来のアクセンチュアに必要なDNA
背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない
自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている
チャレンジに、手加減をしない
タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない
信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
チームワークの可能性を信じる
多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある
引用:アクセンチュア 採用理念
上記の10項目に共通しているキーワード、それはズバリ「成長」です。
特に上記の項目の上から5つの項目に注目してください。
この最初の5つの項目のことを掲げている人間とは、どのような人のことを言うのでしょうか?
僕はこれらのDNAを見てこう捉えました。
・背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない
➡成長したく成長したくて、居てもたってもいられない
・自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
➡自分も会社も世の中までも、成長させたいと望む
・ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている
➡成長することは大前提
・チャレンジに、手加減をしない
➡成長できるのであれば何事にも全力投球
・タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
➡成長できるのであれば、なんでもかかってこい。
いかがでしょうか。
これら5つのことを常に考えている人というのは「成長したくてうずうずしている。いてもたってもいられない。とにかく成長させろ!」そんな社員のことを指すと言えるのです。
その他の5つのDNAについては、その「成長」をするにあたって、何が大切になってくるかという条件面を指摘しています。
・正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない
≒成長するための条件①
・信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
⇒成長するための条件②
・チームワークの可能性を信じる
⇒成長するための条件③
・多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
⇒成長するための条件④
・常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある
⇒成長するための条件⑤
どうでしょう。
つまり、これらのDNAの中であなたがどれを選んだとしても、ES(エントリーシート)に盛り込むべきことは「成長したい」という信念です。
そういった成長意欲のある社員こそが、まさにアクセンチュアに求められているのです。
逆に言えば、そうでない「成長意欲」のない社員はいりませんよというわけです。
では、以下に僕が実際に提出したES(エントリーシート)の回答事例を紹介します。
僕が実際に提出した「DNAについての1つ目の質問への回答」
【実際に提出したESの回答】
私が最も共感できた、未来のアクセンチュアに必要なDNAは「ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている」です。私は、アクセンチュアでのコンサルタント職を自身のキャリアの通過点にする覚悟です。だからこそ、コンサルタント職でのスキルを自身のものにしなければ、通過点でいつまでも足踏みしているという状況に陥ります。その理由としては、今の自分にはインターネット上のサイトアフィリエイトで起業することも可能ではあると考えていますが、あまりにそれだけで軸を築いていくためには、今後自立していくにあたっても弱すぎるのです。何より、自分一人でのサイト運営だけでの自身の成長という観点で見ても劣ってしまうと考えます。それらを考慮しても、コンサルタント職という顧客のことを何よりも理解し、共感し、苦しんでいかなければ道が開けないというステージで、自分自身の顧客の課題解決へのアプローチをより危機感をもって担当し続けていけるこの環境が私にとって必要であると考えています。
文字数としては400~500文字なので、それほど長々と書くESではありません。
かといって、原稿用紙1枚分ではあるので、短いわけでもないといった分量です。
僕が選んだDNAとしては、「成長」というキーワードが入っている、【ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている】です。
このDNAを選べば大丈夫というわけではありませんが、このDNAを選んでおけば、先ほどからもお伝えしている「成長意欲」をアピールする上で一番明快に伝えられるという理由で選びました。
他のDNAを選んでも書く内容の軸に変わりはなかったと思いますが、【多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている】とか【常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある】とかは、言ってること抽象的すぎるので、下手にこれを選ぶのはやめておいた方がいいでしょう。もちろんこれでもこれがダメということではないです。
そして、10こあるDNAのうちの5つは、成長する上での条件面でのDNAになってくるので、少し内容をひねって書かなければなりません。
なので選ぶとすれば、とりあえず上から5つの中でのどれかを選んでおけば、「成長したいんだ」という意思表示は比較的容易にできますので、その中から選ぶのがはやり賢明でしょう。
DNAについての質問の回答を完全テンプレ化!「ESの流れ」を紹介
あとは、ES(エントリーシート)の構成についてですが、文字数としては400~500文字なので、これくらいなら文章の流れとしてはテンプレ化できます。
それが以下です。
<アクセンチュアES回答構成のテンプレ>
- 【冒頭】まず、最初にDNAをこれですと書く 。
- 【序論】DNAを選んだ理由としては、アクセンチュアで○○な風に成長したいからですという将来のなりたい姿を明確に書く。
- 【本論】その○○な風に成長したい理由としては○○という経験があるからですという理由を少し長めに書く。※書き方としては、自分自身の大学時代とかの経験を何でもいいから無理やりにでも関連付けられるような内容で、アクセンチュアで成長したくなった理由につながるエピソードを簡単に書く具合。
- 【結論】とういうわけで、私はアクセンチュアという環境で働きたいのですで締めくくる。
これが一種のお手本です。
このまんまの流れで書く必要はないですが、どう書けばいいのかわからなければ、この流れを真似てください。
流れを真似るくらいは、パクリじゃないので何の問題もありません。
ES(エントリーシート)の内容については、一次選考以降の面接官には確認されながら、選考を進むことにはなるので、書く内容についてその覚悟だけはしておいてください。
選考過程では、直接ESについて触れられることもあれば、僕みたいに一切ESに書いてあることについては触れられないケースもあるので、そこは面接官によりけりです。
まとめ:「ES:未来のアクセンチュアに必要なDNA」についてのポイント
上記のES(エントリーシート)において具体的なエピソードを書くところがつまるんだよ!という風に感じている学生が大半ではないかと思います。
【本論】(途中略)アクセンチュアで成長したくなった理由につながるエピソードを簡単に書く具合。
で、このエピソードについてですが、この部分には大嘘を書かなければ、選考を進んでいく過程では、それほど突っ込まれることはないので、どんな平凡なエピソードでも構わないのです。
ここで見られているのは、その何気ない大学生活における一コマ、平凡なエピソードをもってして、何を考え、どう成長したいと思って今に至るのか?です。
「昇格しまくってお金持ちになりたいのか?ここを踏み台にして転職したいのか?将来はさっさと独立して生きていきたいのか?」などといった、将来における人生の目標、到達点について、問われている部分なのです。
大事なことなのでもう一度言います。
具体的にどんな道筋をたどって、どんな風に成長していきたいのか?どんな姿になることが人生の目標であり、将来像であるのかについてここで伝えること、それが重要になってくるのです。
なので、エピソード自体の壮大さとか、留学先のプレゼン大会で優勝したとかの、すごいことを過去にやってきました!なんてお話は、あるに越したことはないですが、そういった経験の希少性はそこまで重視されていません。
何でもいいです。ぼくみたいにブログ書いてることでもいいですし、部活でもいいし、ゼミでもいいし、サークルでもいいし、バイトでもいいです。読書でもいいです。飲み会でもいいです。※アクセンチュア内定者の同期に宴会部長について書いたという方も実際、いました。
それら経験から、「何を考え、何を思い、どう行動しようと思ったのか?その結果、アクセンチュアを次のステージとして、どうしてあなたが選ぼうと考えたのか?」
これについての話を「成長」という信念と絡めて書きあげることが出来れば、このパートに書くべき内容は大丈夫です。
というわけで以上、「ES:未来のアクセンチュアに必要なDNA」についての問題の意図と、具体的な対策方法についてでした。
長くなりましたので、2つ目以降の質問「アクセンチュアというプラットフォームを生かして実現したいこと」の質問に対するES(エントリーシート)の模範解答と回答のコツについての解説は以下記事に続きます。