「就活が上手な人」について
船井総合研究所
このコンサル会社の説明会に参加したのは、3月の中旬頃でした。
つまり、就活解禁日から2週間ほど経ってからです。
このときに、CEOが自ら「就活が上手な人」っていうのはどんな人のことを言うのか?という話をかなりみっちりお話されていました。
それも冒頭で。
当然、僕は船井総研の説明会には一回しか参加していませんので、毎回その「就活が上手な人」についての話をしているかはわかりません。
が、少なくともこの点について、就活生には期待しているポイントとみて間違いないでしょう。
期待しているというよりも、「就活が上手なひとになってから、うちの選考には受けに来ないと、うちは落としますよ?」っていうメッセージであるようにも受け取れます。
もちろんこれは、この会社だけにあてはまることだけでなく、就活を上手にこなすために大切なことは何か?を理解することに繋がってくるわけです。
- 「就活が上手な人」について
- 就活が上手な人は、準備が早い!
- 就活における、正しい「準備」とは?
- 会社の理念や社長の理念に共感したからだけの志望理由なんで甘い。
- その会社のどこの部署で働きたいのかまでは、わかっていて当然。
- どの部署まで考えられているのでさえ、もはや当然。
- まとめ
就活が上手な人は、準備が早い!
「就活が上手な人は、準備が早い人なんです。」
はっきりと説明会でも、そうおっしゃっていました。
当然と言えば、当然のことです。
まずこれを聞いて僕が思ったことは、やっぱりどこの会社の人も、本当にこのことは念押しするんだなぁということです。
この「就活で勝つのは準備したやつ」「就活が上手なのは準備しているから」「就活は準備しているかどうかですべてが決まる」‥等々
これらの類の言葉は、本当にどこの会社にいっても聞かされます。
キャリアセンターにいっても、模擬面接にいっても、もうどこに行っても言われることです。
つまり、それだけこの準備が大切だということです。
そんなこと当たり前だというのは就活生なら誰しもわかってますよね。
じゃあどうしてここまで就活では準備が大事!だとあほみたいに僕たちは言われるんですかね?ってことです。
それを踏まえた上での、僕の考えを今日はしっかり書き残します。
主に志望理由についての深堀です。
で、結論から言うと、就活生が充分だと考えている準備の努力レベルというのが、面接官や一企業の社長が考えている準備の努力レベルに全然足りていないという現状があるというのが現実問題起きているということ
あるいは、、
就活生の頑張ってる準備のやり方と、企業側がやってきてほしいと考えている準備のやり方が、違っているという現状を伝えたいがために、ここまで準備が全てだと言っているということのどっちかだということです。
で、現実に起こっているのは後者の方だと思います。
ほとんどの就活生は準備はやってるんです。
やってるけど、、「○○!!!!」って話です。
つまり、準備はしてきてはいるけどその準備のやり方に問題があるってことですよ要は。
就活における、正しい「準備」とは?
就活において「準備」と言われれば面接やGDやESなど色々ありますが、何をとってもまず重要な準備は、その会社に対する志望理由であるという風に船井総研のCEOは話されてました。
結局、新卒の就活生に求められていることなっていうのは、そのひとのポテンシャルです。実際に就活してきて、周りの学生‥内定者を見てきて、そのことは充分に理解しました。
まぁ理系学生の大学院生ともなってくるとまた話は別ですが、僕みたいな一般的な私立大学生の新卒に求めていることなんてのは、そのひとの素質とか、考え方とかのレベルです。
どれだけ1つ1つの物事を考えられているのか、そういう超基本的な能力を見られています。これに尽きます。
そして、この志望理由こそが、その能力を推し量るための唯一の物差しとなり、就活においての最初の入り口ともなるESなどで推し量られるわけです。
また、選考過程の面接においても最も聞かれる可能性が高い、というよりほぼ聞かれるというものです。
そこで、就活における準備の中でも、このもっとも重要となってくる1つ=志望理由についての、正しい準備のやり方=正しい志望理由の用意の仕方とは何なのか?について今日は深堀りしてみていきます。
会社の理念や社長の理念に共感したからだけの志望理由なんで甘い。
志望理由というのは、その会社で働きたい理由ですよね。
つまり、その会社に入って、まずはどこの部署で働きたいのか?というところまでを明確にしておかなくてはならないということです。
ひとつここだと決めた会社があって、そこに入りたいと思ったとしても、それだけだとその会社がなんとなく素敵そうだから、その会社の経営方針に共感したからというぼんやりした志望理由にとどまっていているひとは多いです。
もちろん、会社の方針や、企業理念や社長の考ええに共感した→だからその会社で働きたい!というのは間違ってないです。
ですので、その会社に入りたい&その会社のどこの職種で働きたい、この職種でなけれはならない確固たる理由を準備しておくことがまず大前提ということです。
ただ、これだけだと全然足りていません。まだ、志望理由の掘り下げ具合としては、三分の一にも満たないくらいです。
その会社のどこの部署で働きたいのかまでは、わかっていて当然。
どの職種で働きたいのか分かっていて当然です。
ただし、その会社の中で、1つの職種の中でもどの部署で働くか?によっても、企業理念などは共通していても、やっていることが違います。
よく就活中にも、社員の方への企業相談会の場所などで、僕は社員さんのこんなセリフを僕は耳にしていました。
「他の部署のことは全然知らないからね~‥」
この文句です。これです。これがすべてを物語っています。
その会社に長年勤めている人であっても、他部署のことなんて知らないのです。
別に悪い意味で言っているのではありませんが、それくらい、他部署とは仕事内容も違っているという事実がこの文句からわかります。
このことをわかっていれば、就活においての志望理由として、この会社のこの職種で働きたいと言ってるだけでは、まだまだ甘いということがわかったかと思います。
その職種の、どの部署で働きたいのかというところまで詰めていなければ、結局、「全然こいつわかってないな‥、ほんとにうちで働きたいんか?」と、なってしまうわけです。
もちろん、すべての会社において100%共通して、その必要があるかと言われれば、恐らくそうじゃないです。ただ確実に言えることは、その必要がなくても、そこまでは求められていなかったとしても、全然わかってないなとは確実に思わてしまうことになるということです。
そんな滑稽な状態で、自信をもって就活なんてできませんよね?僕は、できませんでした。
というわけで、どの職種でどの部署でというところまで、明確にしておくことが賢明であり、個人的には必須事項ということです。
で、ここまでやっていればもう大丈夫だと、安心していてはいないでしょうか。
はっきり言って、まだ生ぬるいんです。
これで、ようやく志望理由の完成度としては三分の二くらいじゃないですかね。
どの部署まで考えられているのでさえ、もはや当然。
本当に重要なのは、そこからさらに先です。
それは、どんな働き方をしていきたいのか?ということ、具体的にその職種のその部署で、何の仕事をやることに対してやりがいを感じられて、心からやりたい仕事だと思るのか?ということ。
ここまでのことを考え、ここまでの準備ができているぞと、ここまでわかっているんだぞという能力を示せて、やっと初めてライバルとの差をつけることができるわけです。
実際、「どの職種の部署に入って、どういう風に会社の経常利益に貢献したい‥うんたら‥」のところまではスラスラ話せている学生は結構見てきました。
ただ僕からしてみれば、その内容というものは、まだまだ具体性に欠けていると思ってしまいました。
職種を絞って、部署を調べて、自分が貢献できると仮説でもいいからたてておいて仕事内容を絞ったうえでの志望理由を準備している身からすれば、それらはざっくりしすぎなんです。
もちろん、そこまでわかっているのは会社にはいってからでいいという風に言ってる先輩の人もいるでしょう。
その会社で働いている社員のひとも、就活の時にはそんなことまで考えてなかったよと言ってる人も多くいるでしょう。
でも、じゃぁその社員はどうしてその会社に入れたのでしょうか?
僕が考えるに、それはその方たちが、この志望理由という以外の面で他の学生よりも優れていたからってだけです。
+αで学歴で評価されたか、容姿か、コミュ力です。
学歴・容姿・コミュ力というのは、就活を始めてから改善するなんてことは簡単にはできませんよね。
学歴と容姿なんてどうしょうもないです。コミュ力に関してもできるやつは圧倒的できますし、数カ月やちょっとで変わるものでもないです。
じゃあどうするか?
そう、 差をつけられるところで、もう自分を魅せるしかないわけです。
それが志望理由です。そのための中途半端な準備ではない、徹底的な「賢い準備」なわけです。
まとめ
就活においては準備がすべてであり、賢く準備することがライバルと差をつけるためにも重要だということは、志望理由に関してはかなりわかってもらえたんじゃないかと思います。
就活における準備ないしは志望理由の準備については、どの企業の社員も人事も社長でさえも求めていることです。
「職種・部署・具体的にやりたい仕事の内容」について時間をかけて検討し、その会社に入ってからの自分が、すぐにでも動き出せるレベルにまで入社後の姿をイメージ出来るレベルにまで準備が出来て初めて、志望理由の準備ができていると言えるのではないでしょうか。それでは、また。