アクセンチュア新卒内定を本気で考える

高学歴相手に太刀打ちするためにはそれなりの知識と準備が必要です。就活をやってきた中で経験したことを書いていきます。

ケーススタディ対策(後編):ケーススタディの頻出問題トップ2を徹底解説!

ケーススタディの問題というのは2つのパターンに分類できます。

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前回は、ケーススタディ(ケース面接)というものが、そもそも何を指すのかという内容についてお伝えしました。

 

今回は、ケーススタディの2つのパターンそれぞれの問題の解放の手順とコツについて伝授し、併せて僕がおすすめしたいケーススタディ対策法についても最後にご紹介します。

 

 

ケーススタディの問題というのは、ざっくりと2つのパターンに分けられます。

 

1つがフェルミ推定系の問題で、もう1つがビジネスケース系の問題です。

 

まずフェルミ推定系の問題というのは「東京都内にあるマンホールの蓋の枚数は?」「アメリカのシカゴには何人のピアノ調律氏がいるのか?」のような問題です。

 

そして、ビジネスケース系の問題というのは、「次のオリンピックで、日本がメダルを増やすにはどうすればいいか?」「ある水族館の客が減ったのはなぜか?」「おしぼり会社の売り上げを伸ばすには?」などの問題が該当します。

 

 で、これらの2つに分類される問題にどのように対応していけばいいのかについて、そのコツ・解法の手順について伝授していきます。

 

フェルミ推定系の問題でどんな問題を出されても答えられるようにする手順

 

フェルミ推定系の問題というのは、未知の数字を論理的な思考と、自分の中にある常識をもってして、推定する問題のことです。

 

なので、広ーい目線で見て物事を捉えられる能力が必要で、その視点をもって、論理的な思考を展開する必要があります。

 

※すごく難しそうに聞こえるかもしれませんが、なんとなく言ってる意味がわかればいいです。

 

そのためには、いきなり問題に対する答えを出そうとしてはいけないというのが大原則になってきます。

 

そうではなく、問題に対する答えというものをいくつかの要素に分解する必要があるんです。

 

そして、分解した要素というものを、足したり、かけ合わせたり、きちんと抜け目なく分解できるかを確認しながら、見極めていく行く作業を行います。

 

最終的に、分解して要素を、1つの式にして、その計算式の答えを出せば、それがフェルミ推定の問題で問われている解答なのです。

 

この一連の流れこそが、解法の手順です。

 

とまぁ、「何を言っているんだ君は?」という風に思われている方も大勢いらっしゃると思うので、ここから先は具体的な例文と共にフェルミ推定の問題の解放手順についてわかりやすく伝授していきます。

 

例題を挙げるとすると、こんな問題。

  • 「アメリカのシカゴには何人のピアノ調律氏がいるのか?」

 

こういう問題が、いわゆるTHEフェルミ推定の問題です。※以下、引用を交えながら解説します。

 

フェルミ推定で特に知られているものは、「アメリカのシカゴには何人(なんにん)のピアノの調律師がいるか?」を推定するものである。これはフェルミ自身がシカゴ大学の学生に対して出題したとされている。
この問題に対して、例えば次のように概算することができる。
まず以下のデータを仮定する。

 シカゴの人口は300万人とする
 シカゴでは、1世帯あたりの人数が平均3人程度とする
 10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする
 ピアノ1台の調律は平均して1年に1回行うとする
 調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする
 週休二日とし、調律師は年間に約250日働くとする
 そして、これらの仮定を元に次のように推論する。

シカゴの世帯数は、(300万/3)=100万世帯程度
シカゴでのピアノの総数は、(100万/10)=10万台程度
ピアノの調律は、年間に10万件程度行われる
それに対し、(1人の)ピアノの調律師は1年間に250×3=750台程度を調律する
よって調律師の人数は10万/750=130人程度と推定される

引用:5分で理解するフェルミ推定 マンホールの蓋はいくつある?

 

上記にもあるように、「例えば次のように概算することが出来る」とある部分が、これが要するに、要素に分解している作業です。

 

そして、その分解した要素にあてはまる数字を、自分の常識の範囲内で概算してあてはめて、計算式を完成させれば、そこで出た答えが、フェルミ推定の問いに対する答えです。

 

だいたいフェルミ推定が何であるのか、わかってきましたでしょうか?

 

もし、だいたいわかったというのであれば、それで上出来です。

 

後は慣れです。要はコツさえわかればフェルミ推定については、そこまで怖くありません。

 

そのコツというのは、まず大前提としてこの一連の流れを把握していることです。

 

だいたいこんな感じの流れで、答えを導き出せばいいんだなぁというぼんやりとした感覚です。

 

この、ぼんやりとした”道筋を理解しているという感覚”が大事です。

 

そして、次に重要なコツが、この要素の分解のやり方です。

 

この例題の場合は、「ピアノの調律氏の数」を聞かれているので、まずはこの1つの単語であらわされている「名詞A」を、「B」×「C」にする作業、これが最も肝心な作業で、もっとも慣れが必要な作業で、これが出来なければ何も始まらない作業となります。

 

このA=B×Cの式を、導き出せるようになるまでに、少し時間がかかると思います。

 

僕が実際にそうでした。

 

でも、慣れればそんなに難しいものではありません。なにせ、練習問題の数をこなしていると、なんとなく、この場合は、まずはこの要素とこの要素に分解して、それをかけ合わせればいいパターンの問題だな‥みたいな感じで覚えてくるんです。

 

要は、パターンを覚えればいいのです。

 

だからこそ、問題の数をこなすということは、感覚を身に着けるためにも必要になってきます。

 

ここまでの一連の流れをざっくりとまとめると、こうです。

 

フェルミ推定系の問題の流れとしては、

 

  1. 問いの答えとなるものを、要素に分解する。Aを求めなさいという問題であれば、A=B×Cという式を導き出す。
  2. A=B×Cだけの分解では、まだそれぞれの要素に数値をあてはめられないので、このBとCの要素をさらに分解する。B=D×Eという要領。C=F+Gという要領。
  3. 要素に分け終えた次は、それぞれの要素に数字をあてはめていく作業。これは自分の常識に則って行う作業。多少ズレがあっても問題ない。
  4. 最後に、Aについて求める用意した式の答えを出す。

 

この流れです。

 

この流れで上記の「アメリカのシカゴには何人のピアノ調律氏がいるのか?」の問題についても求めていけばオッケーです。

 

この一連の流れを知ってさえいれば、それでどんな問題も余裕で解けるのかといわれればそうではないです。

 

この流れを分かったうえで、あとは練習問題をこなせいていけば、自然とコツがつかめますので、このコツをつかむためには、問題の数をこなすしかありません。

 

ビジネス系のケース面接でどんな問題を出されても答えられるようにする手順

 

次に、ビジネスケース系の問題の解放についてですが、難易度としてはフェルミ推定系の問題よりもやや難しくなります。

 

具体的にどういうところが、フェルミ推定系の問題よりも難しいのかというと、こちらの問題の方がより、論理的な思考力と広義なモノの考え方が必要になってくるという点です。

 

また、ビジネスケース系という名前の通り、ごく単純化されたビジネスシチュエーションを使って、問題解決能力を推し量られる問題ということもあり、いかに求める答えとなるものを、要素に分解していくことが出来るのかという、その分解する上での難易度がフェルミ推定系の問題よりも1段階上がるという印象です。

 

しかし、基本的な答えの導き出し方としては、フェルミ推定系の問題の流れと同じになる場合もあるので、その時は、答えとなるモノを要素に分解し、抜け漏れがないかを見極めながら、式を組み立てて、答えを出すという流れになります。

 

とはいえ、フェルミ推定系の問題とは全く似つかないような問題も、ビジネスケース系の問題にあります。

 

しかも、新卒向けのアクセンチュアのケーススタディ(ケース面接)の出題ジャンルとしては、ビジネスケース系の問題が頻出しているということも事実です。

 

※昨今は、フェルミ推定系の問題は、どこのコンサル企業も年々あまり採用しなくなりつつある模様。

 

というわけで、改めて具体例を使ってビジネスケース系の問題について、解法の手順と思考の流れについてお伝えしていきます。

 

例えばこんな問題。

  • 「ある会社の社長から、おしぼり会社の売り上げを伸ばしたいと相談されました。どのようにするのがいいでしょうか?」

 

まずは、この問題を読んでどのように動き出せばいいのかについてですが、導き出したい答えとなるのは、「おしぼりの売り上げのupの策」です。

 

そのためにまずは、おしぼりの売り上げupのための策についての候補をいくつか羅列していくということが先決です。

 

例えば‥

おしぼり売り上げアップの策①価格をあげる

おしぼり売り上げアップの策②納入先を増やす

おしぼり売り上げアップの策③顧客1人/店舗一軒当たりの使用量を増やす

 

などが挙げられます。

 

そして、あらかた出尽くしたのであれば、ここから①②③のそれぞれの策について、検討していく作業です。

 

①については、価格をあげることができれば、単純に売り上げアップにつながりますが、おしぼりというのは形も決まり切っており、品質もある程度変化を付け加えずらい商品です。

 

このことを考えると、価格競争の面で既に勝負することは、既におしぼりの価格は赤字ギリギリのところで落ち着いているというマーケットである可能性であることからも、価格引き上げは厳しいという判断が出来ます。

 

よって、価格をあげるという策は△です。

 

次に②についてですが、納入先を増やすという策です。しかし、普通に考えておしぼりの納入先というのは一般的な飲食店においては、既に利用しているおしぼりを別の企業のモノへの納入先を転換してもらうことは厳しそうです。

 

そこで、新たに飲食店をオープンすることを考えている店舗に、おしぼりの営業をかけていくということはある意味で、新規販路拡大のチャンスとして有力かもしれません。

 

その他にも、おしぼりえいえば飲食店のものというイメージですが、あえて飲食業以外の業態に販路を拡大していくという考え方もできます。

 

例えば、工事現場などです。工事の合間におしぼりがおしぼりが使えるとなると、非常に喜ばれるではないでしょうか。または、美容院なども可能ではないでしょうか。あとは、パチンコ店などでも新たな市場として広げられそうです。

 

これらのことからも、納入先を開拓するという策は〇と評価します。

 

最後に、③についてですが、これが直感的に少し無理があったかもしれません。おしぼりの売り上げupの条件を、式としてあらわしてみたものの、現実的に顧客一人がおしぼりを二枚以上使う仕組みにするということは、難易度が高いでしょう。

 

よって、顧客一人当たりのおしぼり使用量を増やすという策は×と評価します。

 

以上のことから、①②③の案の3つ見比べて検討したところ、②の飲食店以外のマーケットへの販路拡大の策が、最も現実的に「おしぼりの売り上げup」のための策としても、参入余地としては可能性もあり、かなり有力ではないでしょうか。

 

といった要領です。

 

こういった流れで論理を展開し、こういった①②③を検討した結果、②が有効であるということをプレゼンすることができて、解答完了です。

 

はっきりいって、こんなものに正解はありませんが、それでも論理的な思考の組み立てができなければ、こういった答えは出せませんよね。

 

つまり、面接官はこの一連の流れのモデルを短時間で組み立てれるかどうかを、その力量を見ているわけです。

 

ですので、ビジネスケース系の問題のケーススタディについても、解放のコツとしてはもはや慣れと練習の量をこなすということしかありません。

 

最後に:おすすめのケース面接の対策法をご紹介

 

長くなりましたが、最後に、僕がアクセンチュアのケーススタディを突破するにあたっての、練習の数をこなし、ケーススタディの要領を掴むうえでの特訓をたった2週間で終わらすことが出来た方法を紹介します。

 

そのための必須アイテムがこの1冊です。

 

 

かなり古い本にはなりますが、正直、2018年卒のアクセンチュアの1次面接におけるケーススタディで問われた内容も、ここの本で紹介されているような内容と同じような問題が出題されました。

 

その結果として、この本での練習を積んでおいたおかげもあり、アクセンチュアのケース本番の30分という短い時間の間でも、もてる限りのパフォーマンスを発揮できました。要はめっちゃ役立ったということです。

 

この本の構成としては、僕がここまで説明してきたフェルミ推定系の問題とビジネスケース系の問題についての実際のコンサル企業の面接で使われたことのある例題が、それぞれ10問ずつ、合計で20問掲載されています。

 

対策法としては非常にシンプルです。

 

この20問の問題集を一周しておけば 極論 それで大丈夫!

 

それだけでアクセンチュアの1次選考レベルのケーススタディには対応できる力が付きます。これは間違いないです。

 

なので、上記の本を是非アクセンチュアのケースを受けるのであれば、必須アイテムだとして活用して下さい。

 

僕はこの本をケース問題対策のための唯一の本として選んでおいて本当に良かったと思っています。

 

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ネットにもケース問題の例題などは探せば結構転がっています。

 

他の書籍でも恐らく、ケースの練習はできるとは思いますが、何よりこの本は本当に無駄がありません。

 

「過去問で鍛える地頭力」をフル活用した、さらに具体的なケーススタディ対策のやり方についてはこちらの記事を是非参考にしてください。>>【ケーススタディ対策のやり方は?】アクセンチュアのケース面接にも対応できる最強の1冊を紹介!問題集の使い方も徹底解説!